膝は、身体を自由に動かすためにとても重要です。

歩くにも走るにも、膝は大活躍。

飛んだり跳ねたりするにも、大きな役割をはたしています。

 

そんな膝が痛くなるなんて、お年寄りの症状だってお思いでしょうか。

最近では、意外とそうも言っていられないんです。

だって僕が膝を壊したのは、高校二年生の時ですからね。

 

膝が痛くなっては、歩くのも走るのも、ましてや飛んだり跳ねたりもできなくなります。

動くたびに、痛みが走りますからね。

 

どうしてそんな膝の痛みは起こるんでしょうか

そして、どうやったら解決できるんでしょうか。

 

 

膝の痛みは、細かく見るとかなり複雑です。

でも十中八九、ここが不調だと膝が痛むって場所があります

ここを整えておくと、膝の痛みをかなり軽減できますよ。

 

と言っても、理論とほぐし方を同時に語ると、結構長くなります。

なので今回は、理論編と技術編の二段階でお送りいたします。

それでは地味に身体の自由を奪う、膝の痛みについて紹介しましょう。

 

 

硬いと衝撃が直に伝わる

 

膝は足を自由に動かすために、とっても重要な関節です。

膝が自由に曲げ伸ばしすることができるおかげで、僕たちはスムーズに動けているんです。

試しに膝を曲げずに歩いてみましょうか。

ペンギンか?ってくらいに、よちよち歩きになっちゃいます。

 

この状態では、走ることなんてできませんよね。

飛んだり跳ねたりすことも、もちろんできません。

膝が柔軟に、スムーズに動いてくれるおかげで、僕たちは自由に動けるんです。

膝よ、ありがとう。

 

そんな身体の動きを支える膝が、どうして痛くなってしまうのか。

そもそも、どうして身体に痛みが起こるのか。

それは身体の硬さに原因があります

 

硬さは身体にとって、痛みの大きな原因になります。

硬いと衝撃がモロに伝わってしまうんです。

言葉で説明するとちょっとわかりにくいので、お得意の車で例え話をしてみましょう。

 

みなさんは車に乗られますか。

自家用車を持っていないと言っても、バスは使っているって方はいらっしゃいますよね。

よっぽどで無い限り、快適にドライブができていることと思います。

 

そんな快適なドライブを支えている部品の一つに、サスペンションというものがあります。

サスペンションとは、それぞれのタイヤの内側にあるバネです。

一見ただの大きなバネ。

でもこのサスペンションが無いと、とてもじゃないけど車なんて乗れませんよ。

 

 

 

 

サスペンションは、車に伝わる衝撃を吸収する働きがあります

道路は平らだと言っても、所々に段差があります。

マンホールや道路の継ぎ目、駐車場に入る時などなど。

特に日本の道路は、小さな段差がたくさんあるんです。

 

そんな道路をサスペンション無し、もしくはガチガチに硬いサスペンションで車を走らせてみます。

外から見ると、小さな段差。

しかしスピードを出して通ってみると、かなりの衝撃が車に伝わっちゃいます

シートに座っているお尻に、ガンガン衝撃が伝わります。

一瞬でお尻や腰が痛くなることでしょう。

 

そんな車には、5分と乗っていられません。

快適に、長距離をドライブできるのは、サスペンションのおかげなんです。

柔らかくてしなやかなサスペンションが、伸び縮みすることで衝撃を吸収してくれる。

こうして車内に衝撃が伝わりにくくなり、僕たちはお尻や腰を痛めなくて済むんです。

サスペンション、ありがたい存在なんですよね。

 

 

身体にとってのサスペンション

 

衝撃を吸収するには、柔らかくてしなやかなサスペンションのようなものが必要です。

では身体にとって、車のサスペンションのようなものは何なのか。

それは、膝下の筋肉なんです。

ふくらはぎ、足首、足の裏が柔らかくてしなやかだと、身体に伝わる衝撃を和らげてくれるんです。

 

 

僕が膝を壊した高校二年生の時を思い返すと、僕の足はガチガチに硬くなっていました

筋トレに目覚め、体脂肪率が8%だった頃です。

無理な筋トレをする上に、安いセールの靴を履きまわしていました。

ケアって何?って当時なもんですから、ストレッチなんてちょちょいのちょいです。

整体やマッサージにも通っていませんでしたからね。

O脚でもありましたし。

 

人間は歩くだけでも、体重の1.5倍の力が足にかかるんです。

そんな力が、ガチガチの僕の足にかかっていたんです。

そりゃ膝を壊しますよね。

根性ではどうしようもないほどの痛みでした。

 

それ以来、僕は長く走ることができなくなったんです。

今でも走る前にちゃんとケアをしないと、痛みがぶり返してしまいます。

大きな代償を払ってしまったんですよね。

 

かなりのハンデはありますが、今は快適にランニングをしています。

ちゃんとケアしてますもん。

しっかりケアをして、柔らかくてしなやかな膝下の筋肉にすること

これがとっても大事なんです。

 

ということで、膝の基本的な痛みを取るには膝下の筋肉を柔らかくすることが必要です。

ふくらはぎ、足首、足の裏を整えていきます。

豪華三本立ての今回の施術方法。

それは次回の記事で書かせていただきますね。

 

 

まとめ

 

本日は膝の痛みの理論編をお話させていただきました。

身に覚えのある方、いらっしゃいましたか。

 

・膝の痛みは、膝下の筋肉が硬くなることで起こる

・車にとってのサスペンションのような働きを、膝下の筋肉はしている

・膝下の筋肉が硬いと、衝撃がモロに膝に伝わってしまう

 

今日お話ししたことをしっかり理解してもらい、次回の記事を読んでみてくださいね。

膝の痛みだけでなく、いろんな痛みに応用が効くはずです。