前回は膝の痛みについてお話しました。
ご理解いただけましたか?
前回のお話を理解していただいた上で、今日は技術編ですよ。
身体にとってのサスペンションである、膝より下の筋肉をしっかりほぐしていきましょう。
それでは早速参りましょうね。
膝の痛みの取り方、足の裏
まずは足の裏の筋肉をほぐします。
足の裏の筋肉って、そんなに大事なの?
ふくらはぎの方が重要じゃない?
って思いますかね。
確かにふくらはぎの筋肉は、大きくてストロークも長いです。
でもそんなふくらはぎの筋肉は、ほとんどが足の裏や足の甲に繋がっているんですよ。
しかも足の裏は、体重をしっかり支えてくれる大事なところ。
柔らかく、柔軟にしておかないといけないんですよね。
足の裏を柔らかくするには、内側・外側の筋肉を柔らかくしていきます。
細かくやると、もっとやらないといけないんですけどね。
でもご家庭で整えるには、これだけでもかなり効果的ですよ。
まずは内側からやっていきましょう。
足の裏の内側、土踏まずの部分をほぐしていきます。
足の親指の骨側から、硬くくっついた筋肉を剥がすようにほぐします。
親指の付け根から、踵までしっかりほぐしましょうね。
内側がほぐせたら、次は外側です。
足の裏の外側、小指側ですね。
こちらも内側同様、硬くくっついた筋肉を剥がすようにほぐします。
小指の付け根から、踵までしっかりほぐします。
足の裏の内側、外側をほぐすと、足の裏がかなり柔らかくなります。
足の裏が柔らかくなると、立っていてすごく楽なんです。
しっかり地面を捉えている、って感覚です。
靴を履いていても、それはよくわかります。
これだけ足の裏が柔らかいと、歩いたり走ったりする時の衝撃をちゃんと吸収してくれそうですよね。
実は足の裏は、膝以外の場所の痛みにも関係しているんです。
でもちゃんと柔らかく保っていれば、負担はかかりにくくなります。
柔らかい足の裏って、かなり重要なんです。
足の裏が硬すぎてほぐせないって方は、お風呂であったまりながらほぐしてみましょう。
お湯の温かさで、筋肉が緩みほぐしやすくなります。
それに、痛みがやわらいで気持ちよくほぐせます。
おすすめです。
膝の痛みの取り方、足首
続いて足首をほぐします。
足首は、膝と同じように屈折して身体の動きを支えます。
そんな足首が硬いと、これまた膝に負担をかけちゃいますよね。
なので、足首の柔らかさはとっても大切です
足首も足の裏同様、内側と外側をほぐしていきます。
まずは内側です。
あぐらをかき、アキレス腱を下に押すようにして、骨から引き離していきます。
押すようにとは言いましたけど、あくまでも骨から剥がすように。
押すだけでは、なかなか効率良いくほぐせません。
踵の淵から、ふくらはぎの筋肉が太くなるところあたりまでをほぐします。
続いては外側です。
こちらもあぐらをかいた状態でやってみましょう。
内側をほぐした親指を、今度は外側に持ってきます。
外側から、アキレス腱を持ち上げるようにして、骨から剥がすようにほぐします。
ストロークを長く、ゆっくりほぐしましょうね。
これで足首、アキレス腱は柔らかくなります。
足首がスムーズに伸縮することで、膝への負担を格段に和らげてくれます。
僕がランニングをするときには、この足首を重点的にほぐします。
運動をする方は、特に気をつけてほぐしてみてくださいね。
膝の痛みの取り方、ふくらはぎ
最後にふくらはぎをほぐします。
ふくらはぎの筋肉って、大きいですからね。
しっかりとほぐして、最後の仕上げといきましょう。
ふくらはぎも、内側と外側をほぐします。
足の裏、足首と同様、ふくらはぎも骨から剥がすようにほぐします。
筋肉が大きくて難しいかもしれませんが、細かく丁寧にやっていきましょう。
骨側に指を添え、しっかり剥がしていきます。
外側も同様です。
内側と比べて、ちょっとほぐしにくいかもしれませんね。
体制はお任せしますんで、やりやすい体制でやってみてください。
外側も、骨から剥がすようにほぐします。
しっかり丁寧に、筋肉が自由に動けるようにしてあげましょう。
しっかりほぐしてやると、ふくらはぎはタプタプに柔らかくなります。
これならしっかりと衝撃を吸収してくれそうですよね。
それにふくらはぎは、以前紹介した腰の痛みにも効果的です。
その他にも、いろんな場所の痛みや不調をとるためにも効果的。
ふくらはぎは大事だってよく言いますが、それは本当なんですよね。
足の裏、足首、ふくらはぎとほぐしてまいりました。
これで膝の調子を確認してみましょう。
すごく軽くないですか。
足の曲げ伸ばしが、スムーズになっていると思います。
これなら膝にかかる負担を、少なくすることができそうですよね。
膝が痛いってかた、運動をする方、ぜひお試しください。
まとめ
本日は膝の痛みの取り方、技術編を紹介しました。
みなさんしっかりできましたか。
・膝の痛みを取るには、足の裏、足首、ふくらはぎをほぐす。
自分にできる方法で、痛みを取ったり、怪我を防止したりすることができます。
自身の身体をケアするのは、自分自身ですよ。
しっかり知識と技術を学び、自分を管理していきましょうね。