最初から訳わからんテーマです。
常識が無い?非常識ってこと?
常識があるから、この世の中は成り立ってんじゃない。
確かに常識は大事です。
モラルは大事です。
それがないと、人間社会では上手に生きていけないですもんね。
でもですね、本当に常識なんてものは無いんですよ。
みんなそうだって、勝手に思い込んでいるだけなんです。
その思い込みこそ、今日お話する概念です。
その概念が固定化されたものが、固定概念です。
固定観念の仕組みがちゃんとわかれば、生きててめっちゃ楽ですよ。
そして前回お話しした、どうしして願いが叶えられないのか。
その答えにもなります。
本日は固定観念について、お話をさせていただきますね。
常識は勝手な思い込み
常識なんてものは存在しません。
それぞれが勝手な思い込みをして、それを常識だって思っているだけなんです。
一人の女性を愛しますか?
結婚していながら、あと2人くらい嫁さんが欲しいな。
ついでに10人くらいは彼女が欲しいな。
そう思っている男性がいたら、どう思いますか?
女の敵!
ロクなやつじゃない!
血祭りにあげてくれる!
全国からブーイングの嵐が巻き起こりそうです。
そりゃそうですよね。
常識では、そんなの考えられない。
日本のモラルに反するってものです。
でもイスラム教では、一夫多妻制が法律で認められています。
アフリカのエスワティニという国では、毎年数万人の女性が国王の前でダンスを踊ります。
国王はその中から一人、毎年お嫁さんを選ぶんですって。
ん〜・・・とんでもないシステムだ。
でも現地の人たちにとっては、それは当たり前。
むしろ一人のお嫁さんだけを連れていると、どうした?ってなります。
自分が常識だって思っていることは、人によっては全くの非常識になる。
だから、常識なんてものは存在しないんです。
常識を生み出す観念
それじゃ僕たちが常識だと思っているものは、一体何なのか。
常識とは、その人が持っている観念です。
観念っていうものは、要はその人が信じているもの、信じていることです。
結婚相手は一人。
仕事は辛くてもしなくちゃいけないもの。
ご飯は朝昼晩、3食食べる。
全て観念です。
もっと言えば、地球は丸い。
太陽は東から登り、西に沈む。
一年には春夏秋冬、4つの季節がある。
これらも全部観念です。
流石にそれは常識だろ?って思いました?
中世では、地球は平面だって本気で信じられていました。
ローマ教会が地球が丸いって認めたのは、つい最近です。
ちなみに地球は完全な丸ではなく、若干横長の楕円形です。
僕の中学時代の友人は、お正月だけ太陽は西から登って言っていました。
見たんだそうです。
結局卒業するまで、頑としてその主張を曲げませんでした。
四季がある国の方が少ないです。
雨季と寒気に分かれてたり、冬と夏しかなかったり。
常夏の場所もあれば、ずっと寒い場所もあります。
常識なんて存在しない。
全ては、それぞれが持っている観念を元に作っているんです。
そしてその概念が強固になり、固定化されたものを固定観念って言います。
固定観念
固定観念とは、観念が固定化されたものです。
アスファルトの道は硬くて安定している。
いつでも新鮮な空気が吸える。
お腹が空いたらご飯を食べる。
こんな感じに、普段気にも止めない常識だって観念。
それらを固定観念って言うんです。
先程の地球や四季の話、あれも固定観念と言えるでしょう。
僕たちはこの固定観念があるおかげで、普段なんの気になしにその辺をぶらぶら出来るんです。
いちいちアスファルトって硬いよね?空気って吸えるよね?
なんて考えてたら、どれだけ大変なことか。
卒業証書の以下同文、みたいなもんです。
卒業生全員の卒業証書を読む校長先生がいたら、生徒どころか先生まで発狂します。
そんな以下同文的便利システム、それが固定観念です。
何も考えずに物事が上手く運んでいく。
僕たちは固定観念があるおかげで、スムーズに生活が出来るんです。
しかし、固定概念には良い面と悪い面があります。
その悪い面で苦しんでいるって人が、かなり多いんです。
あなたを苦しめる固定観念
中学時代の8/31、僕は大いに苦しんでいました。
明日は始業式で学校。
しかし目の前に山積みとなった、手付かずの宿題。
時間は夜中の2時。
苦しい、実に苦しい。
あ〜・・・って思った方、とりあえず今度一緒に呑みましょう。
同じような想いをした方、たくさんいらっしゃると思います。
どうして当時って、計画性って言葉を知らなかったんでしょうね。
しかし同じ状況下でも、全く苦しんでいないやつがいたんです。
同じクラスの山田くん(仮)。
彼は苦しむどころか、すやすやと眠っていました。
翌日、ツヤッツヤのお顔で始業式を迎えたんです。
山田くんは、宿題なんて出す気はなかったんです。
先生にガチ怒られされながら、テヘッて笑っていたんです。
何日までにやってこいと言われながら、やってこない。
最後には先生が折れ、通常の1/3ほどの量の宿題で許されました。
恐るべし、山田くん。
しかし山田くんは成績優秀。
今ではどこぞの会社で役員をしていると、風の噂で聞きました。
恐るべし、山田くん。
固定観念で変わる感情
どうして僕は苦しみ、山田くんは苦しまなかったのか。
それは僕が、宿題はやらなきゃいけないって固定観念を持っていたからです。
山田くんは、宿題は別にやる必要はないって固定観念を持っていたからです。
宿題をすべきかどうかの論争はここでは置いておきます。
今日はあくまで、感情のコントロールという点で見ていきましょう。
宿題をやっていないというテーマは、僕も山田くんも同じです。
しかしそれぞれの固定観念によって、感じた感情は全くの別物。
もし当時の僕が、苦しさを改善しようとしたらどしたら良かったのか。
宿題なんてクソ喰らえ!って思ったら良かったんですよね。
まぁ当時の僕は真面目だったんで、ちゃんとしたでしょう。
・・・真面目ならちゃんと宿題終わらせとるわい!
固定観念こそ、その人の感情を左右する操舵手です。
もしもあなたが苦しんでいるのなら、苦しむ固定観念を持っているってことです。
ってことは、固定観念をコントロールすることができれば、感情をコントロール出来ると思いませんか。
成績不振で会社をクビになりそう。
辛いですね。
でもそのおかげで、新しいステージに行けると思うと、幸せです。
離婚しそう。
辛いですね。
でもそのおかげで、もっと素敵な人に出会えると思うと、幸せです。
感情を支配するのは、あなたが信じ込んだ固定観念です。
その固定観念をコントロールすることで、あなたはいつでも幸せな気持ちになれます。
しかし固定観念をコントロールするって、かなり難しいって思いますよね。
その方法を、次回は紹介しましょう。
まとめ
本日は固定観念についてお話をさせていただきました。
・観念とは、その人が信じているものやこと
・観念が固定化されたものが、固定観念
・固定概念は感情を支配する
ちょっと難しかったですかね。
でも固定観念についてきちんと理解ができれば、感情をコントロールできます。
感情をコントロールできるってことは、変に落ち込んだり辛くなることもない。
まさに、心の健康ですよね。
次回をお愉しみに。