前回の心のお話で、観念についてお話をしました。
常識なんてものは、この世に存在しない。
全て自分の観念を元に、勝手に白黒つけているだけ。
だからあなたを喜ばすのも苦しめるのも、あなた自身なんですよね。
勝手に喜んだり、苦しんだりしているわけです。
そう思うと、世の中って滑稽じゃないですか?
そんな滑稽な世の中で、どうして苦しむ必要があるんでしょうね。
自分で勝手に苦しんでるって言うんなら、苦しむだけ損じゃないですか?
どうせなら、喜びの方にシフトしたくないですか?
今日は苦しみを喜びに変える、そんな魔法のお話をしたいと思います。
ちなみに僕はこの方法を知ってから、一切凹むことが無くなったほどです。
じっくり読んでみてくださいね。
もくじ
固定観念を見つけよう
彼を知り己を知れば百戦して殆うからず
戦争の手引書、孫氏の兵法の有名な一説です。
相手のことを知って、自分のことも知ってれば、絶対勝てるよ。
その逆したら、絶対負けるよ。
シンプルだけど、実に深いお言葉です。
固定観念を見つけるって、自分を知るってことなんですよ。
実はこれがなかなか難しい。
そんな自分の見つけ方、お話しましょう。
他人は私を傷つけられない
誰かから傷つく一言、言われたことありますか?
きっと一度や二度じゃないはずです。
誰しもそんな経験って、ありますよね。
なのにこのタイトルは何?
他人は私を傷つけられないって・・・
でも本当に、他人はあなた自身を傷つけることなんてできないんですよ。
試しに僕が悪口を言ってみましょう。
ちょっと気に障っちゃったら、ごめんなさい。
それでは、意を決して悪口言いますよ。
この・・・
デブ!
チビ!
短足!
成金野郎!
お前の母ちゃん出ベソ!
・・・ふぅ
言っていて心が痛む。
どうですか?
傷つきましたか?
まぁ本気で言ってるんじゃないってわかるでしょうから、傷つきようがないですかね。
でも先ほど言われた事を、面と向かって言われたらどうでしょう?
いくつか傷つく言葉ってありますよね。
なんだ、やっぱり傷つくんじゃんって思います。
しかし傷つく言葉は、人によって違うんですよ。
ちなみに僕は、先ほど言って悪口のどれを言われても傷つきません。
僕はデブじゃない、むしろ痩せている。
身長は173cmと、チビではない。
足が長いわけじゃないけど、短足ってほどじゃない・
成金・・・素敵じゃないの。
母は多分出ベソじゃない、そもそもこの悪口ってなんなんだ?
なんで傷つかないのか。
それは僕に思い当たる節がないから。
でも同じことを言われて、傷つく人もいます。
もうお分かりですかね。
悪口は、人を傷つけることはできない。
勝手に相手が傷ついているだけなんです。
「スタイル良いね」は褒め言葉?
そりゃ褒め言葉だろって思いますよね。
颯爽と歩いてくる彼女に「スタイル良いね」って言ったら、
「ありがとう。」って言われるでしょう。
その日のデートは、大成功です。
しかし同じ言葉を、バリッバリのモデルさんに言ったらどうでしょう。
「当たり前でしょ?」
なんて、冷たい一瞥を食らうかも知れません。
想像しただけで恐ろしい。
同じ言葉を、太っている事を悩んでいる方に言ったらどうでしょう。
「バカにしてるの?」
なんて、険悪な空気になるかも知れません。
これまた想像しただけで恐ろしい。
同じ言葉でも、人によって捉え方は違うんです。
だから褒め言葉も悪口も、厳密には存在しない。
受け取る側次第で、言葉は良くも悪くもなるんです。
その良し悪しを決めているのが、その人の固定観念なんです。
お待たせしました。
自分の固定観念を見つける
前置きがかなり長くなっちゃいましたね。
ここからが本番です。
言葉に意味を持たせているのは、聞き手の固定観念です。
あなたが自分を太っていると思っているなら、デブ!って言われたら傷つきます。
でも例え世間から太っていると見られていても、あなたがそう思っていないなら傷つきません。
お相撲さんにデブ!って言っても、きっと傷つかないでしょう。
彼らは相撲をするために、適した身体を作っているだけなんですから。
きっと優しい張り手で、壁に突き飛ばされるだけです。
ということは、言われてムカついたことがあなたの気にしていること。
つまりは固定観念なんです。
勝手にあなたが信じていることなんです。
ムカついた!傷ついた!
もしくは、嬉しい!愉しい!大好き!
という感じで、何かを言われた時に感情が動く。
感情を動かしているのは、あなたの固定観念なんです。
感情をコントロールできる
固定観念を自覚すると、感情をコントロールすることができます。
理論的には、傷つくことがないってことなんです。
ムカついた時はチャンス!
デブ!って言われて、あなたはムカついたとします。
ムカついたってことは、あなたは自分をデブだと思っているってこと。
そしてデブということに関して、ネガティブな感情を持っているってこと。
お相撲さんは、デブでないとやっていけません。
石ちゃんは、デブであることを大いに利用してお仕事をしています。
フォーリンデブ、なんてデブ推しのタレントさんもいます。
デブ自体に、ネガティブな感情は無いんです。
それはあなたが勝手に思っていること。
つまりあなたには、
デブは良くない、そんなデブは私。
そんな固定観念があるから、デブと言われて傷つくんです。
だったらどうしたら傷つかなくて済むのか。
痩せる、デブを売りにする。
それも良いでしょう。
一番手っ取り早いのは、固定観念に気がつくこと。
あぁ、これが私の固定観念なんだ。
そう思うと、滑稽じゃないですか?
物事をどう感じても良いのに、あなたが勝手にデブを悪いことって思っているだけなんですから。
そうしたら、一瞬でデブと言われても傷つきませんよね。
もちろん、健康のためには不必要な脂肪は無いほうが良いですけどね。
でも無駄に心を痛めることが無くなるんですよ。
感情に流されず、感情をコントロールするってことが大事。
そのためには、自分の固体観念をよくよく知っておくことが大事なんですね。
ムカついた時はチャンスです。
あなた自身の固定観念に気づける瞬間ですから。
自分の固定観念に気づいたら、それをちゃんと自覚してあげるんです。
そうしたら、傷つくことって無いんですよ。
心の健康のためにも、自分の固定観念に気がつくって大事です。
まとめ
今日は固定観念の見つけ方について、お話をさせていただきました。
ちょっと難しかったかな?
でも見つけにくい固定観念を探すのに、もってこいの方法なんですよ。
・言葉には意味なんてない
・言葉に意味を持たせるのは、聞き手の固定観念
・感情が動く言葉は、あなたの固定観念を見つけてくれる
最初に言った通り、彼を知り己を知れば百戦して殆うからずです。
自分のことをちゃんと知り、コントロールする。
これができれば、かなり楽に人生を過ごしていけますよ。