「おすすめの施術日ってありますか?」
時々そんな質問を受けます。
予約の取りやすい日、という意味なのでしょう。
でも僕はあえてこう答えます。
『水、土曜日ですね。その日の施術は一味違います。』
どうせなら、良い施術を受けて欲しいですもんね。
でもどうして水曜日と土曜日なのか。
その理由は、朝に珈琲を飲んでいるから。
普段から最高の施術をするよう、日々努力はしていますよ。
なので水、土曜日以外の日でもご満足はしていただけるはずです。
でも珈琲のカフェイン効果で、身体の感覚は通常の3倍なんです。
普段よりもよくお客様の身体の流れが見えるし、僕の感覚も研ぎ澄まされている。
そんな状態から繰り出される施術は、一味違うんです。
カフェイン効果ってのが、決して褒められた方法じゃないんですけどね。
ハイテンションの施術のあとは、普段よりもぐったりしちゃうもんで。
諸刃の剣ってやつです。
なので本当に身体が辛くて、芯から整えたいって方は水、土曜日の施術をおすすめ。
健康的に健全に、きちっと施術を受けたいって方はそれ以外の日の施術をおすすめ。
用法用量を守って、正しくお使いください。
そもそも、どうして僕は水曜と土曜日にしか珈琲を飲まないのか。
どうして珈琲を飲むと違いが出るのか。
僕の珈琲ライフと共に、珈琲と身体の付き合い方についてお話しましょう。
もくじ
美味しい珈琲ライフ
僕の珈琲は一味違います。
かなりこだわった淹れ方をしているんです。
まずは僕の珈琲ライフについてお話しましょうね。
豆へのこだわり
使う豆は、世に言うスペシャルティコーヒー。
一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会により、その定義はきちっと決まっているんです。
興味のある方は、調べてみてくださいね。
要は質が良くて美味しい珈琲ってことね。
確かに通常の珈琲と比べてみると、味の厚みや奥行きが段違いなんです。
淹れ方の良し悪しで、かなり味は変わるでしょうけど。
なので僕は、断然スペシャルティコーヒー。
お気に入りの店で直接、もしくは通販で買った豆を冷凍庫に保管。
使う分だけ取り出します。
冷凍保存の方が、圧倒的に保存が効くんです。
常時3種類の豆を保持。
その日の気分で使い分けます。
グラインダーへのこだわり
珈琲の淹れ方について、かなり本を読みました。
そのほとんどの本で言われるのが、グラインドの大切さ。
グラインドってのは、豆を挽くってことね。
均一に挽いた豆は、均一にお湯を通します。
蒸らした時も、ムラなく均一に蒸らすことができるんです。
なのでグラインダーは、できるだけ良いものを。
僕の今使っているグラインダーは、まだまだ性能が劣る。
なので今一番欲しいものは、良いグラインダー。
ますます珈琲が美味しくなりそう。
淹れ方へのこだわり
使う豆の量は15g。
お湯の量は180ml。
お湯の温度は90度。
できるだけお湯の温度は一定にしたいんですけどね。
これまた良い機材が必要なんで、徐々に整えていきたいところです。
挽いた豆をフィルター入れ、トントンと叩いて表面を平に。
この一手間がとっても大事。
そこに珈琲ポットで「の」の字を書くよう、初めに15mlお湯を投入。
1分半蒸らします。
クツクツと豆が膨らんできたら、その膨らみを壊さないように徐々にお湯を投入。
ゆっくり時間をかけて抽出です。
でもこれだと、珈琲自体の温度が下がっちゃう。
そして気になる、紙フィルターの臭い。
この二つの問題を解決するのが、淹れた珈琲をもう一度フィルターに通すって方法。
こうしてできた珈琲を、小鍋で沸かすんです。
僕の大好きな珈琲店のマスター直伝。
小鍋は熱伝導率の良い銅製がおすすめ。
濃くならないの?
なんて質問を受けますが、確かに濃くなるかも。
僕は濃いのが好きなんで良いですけど、好みはありますよね。
なので薄い方が好きな方は、最初に薄く淹れたり豆の量を少なくすることをおすすめします。
こうしてできた珈琲は、本当に最高。
水曜日と土曜日の朝は、この珈琲に大満足です。
心身ともに満たされて仕事に行くもので、そりゃ最高の施術ができますよね。
珈琲とのお付き合い
そんな良いことなら、なんで毎日飲まないの?
そりゃ、僕だって毎日飲みたいですよ。
でも珈琲、特にカフェインの働きを知ると、そうも言ってはいられません。
特性をちゃんと理解して、正しくお付き合いする必要があるんです。
カフェインの良いとこ悪いとこ
カフェインは医薬品にも使われる成分です。
覚醒作用があり、鎮痛剤や総合感冒薬にも使われます。
中枢神経を覚醒させることで、疲労や眠気の軽減がはかれたりします。
やらなきゃいけない仕事を前に、珈琲は強い味方。
しかも中性脂肪の分解を促進してくれるってんで、利点はとってもたくさんあります。
でも良いことばっかりじゃない。
カフェイン中毒って言葉があるように、カフェインには中毒性があります。
中毒の方は、カフェインが切れると様々な体調の悪化が起こります。
頭痛、痙攣、知覚障害、などなど。
・・・怖い。
中毒じゃなくても、カフェインは栄養の吸収を阻害します。
鉄分や亜鉛は、特に吸収率が悪くなる。
貧血だって方は、珈琲よく飲むって方が多いんです。
ビタミンやカルシウムなど、他にもたくさんの栄養が吸収しにくくなる。
食後の珈琲って、実はあまり良くないんですよね。
はたらく細胞BLACK
ぜひ読んでみてください。
すっごく分かりやすく書いてくれていますから。
読んだら思います。
細胞、ごめん!って。
珈琲との良い関係
というわけで、珈琲をよく飲むってのは身体に良くないんです。
もちろん個人差はあるでしょうけど。
1日一杯飲んでいるってのも、正直飲み過ぎなんです。
まぁ人それぞれ、考え方はあると思います。
1日数杯の珈琲が生き甲斐なんだって方には、珈琲やめるってのは逆に健康を害います。
それは個人の判断にお任せします。
珈琲の特性を理解した上での僕の考えはこうです。
死ぬまで美味しい珈琲を、美味しく飲んでいたい。
ガンガンに珈琲飲んで、体調壊して、お医者さんから飲んじゃダメって言われる。
それはイヤ。
でも時々隠れて飲んで、美味しいなって思う。
それは良いかもしれないけど、不健康な身体で飲む珈琲って本当に美味しいのか疑問。
いつまでも健康的に珈琲を飲んでいたい。
だから僕は珈琲の量を制限しているんです。
同じ理由で、お酒の量も制限中。
僕がお酒を飲めるのは、現在では木曜日と土曜日、そして休日。
辛くない?って聞かれます。
確かに辛い時もある。
でも将来飲めなくなった方がもっと辛い。
だから制限しているんです。
でも愉しいこともありますよ。
一回のクオリティが上がるんです。
同じ1,000円かけるにも、毎日と数日では1日あたりのコストが違う。
今までと同じ金額で、1日あたりのコストを高められたんです。
なもんで、珈琲もスペシャルティ。
でも金銭的な負担は変わらないんです。
健康になる上に、さらに美味しくいただける。
これってすごく良いことじゃないですか。
みなさんにも、本当におすすめします。
まとめ
本日は僕の珈琲ライフから、珈琲との付き合い方までお話をしました。
・珈琲には良い面もあるが悪い面もある
・毎日珈琲を飲むのは、基本的にはおすすめできない
・いつまでも美味しく珈琲を飲めるように、節制をする
そして忘れちゃいけないのが、
・やわらぎの施術は、珈琲効果で水曜日と土曜日が一味違う
褒められた理由ではないけど、珈琲の特性を十分理解した故の理由です。
一度違いを味わってみるのも、面白いかもしれませんよ。
いつか僕の自慢の珈琲をお届けしたいですね。