春ですね。
広島は、一足先に桜の開花を確認したようです。
広島で最もあったかいとされる呉でも、山桜がちらほら咲いていますよ。
そんな世間一般では心地よいとされる今ですが、苦しむ方が続出する時期でもあります。
それは、花粉症。
僕もかつては花粉症だったんで、その辛さはよくわかりますよ。
僕は整体の仕事に関わるようになり、花粉症を克服しました。
その喜びたるや、すごいものがあります。
花粉症に関しては、これから何度かに分けてお話をさせていただきたいです。
まず本日は、呼吸しやすい身体についてお話をさせていただきますね。
肺が膨らむようにしよう
当然ですが、空気を吸い込むのは肺です。
その肺がちゃんと膨らまないと、キチンと呼吸ができないんです。
肋骨が広がると肺が膨らむ
現代人は、呼吸がとっても浅くなっています。
それは肺がうまく膨らみきっていないから。
普段何となく呼吸をしていますが、深く呼吸ができている方は稀です。
どうして肺が膨らまないのか。
それは、肺が押さえつけられているから。
肺は肋骨の内側にあります。
一見硬い肋骨の骨ですけど、実は肋骨は呼吸をする時には柔軟に広がるんです。
思いっきり深呼吸してみてください。
ググッと胸囲が広がりますよね。
肋骨の間には肋間筋という筋肉があります。
この肋間筋が呼吸の度に広がることで、肋骨が広がり、肺が膨らむスペースができているんです。
こうして深い呼吸ができているわけです。
肋骨が広がらない現代人
でも現代人は呼吸が浅い、つまりは肋骨が広がりにくくなっています。
どうしてそんなことが起こるんでしょうね。
それは肋骨の間が硬くなっているから。
現代人のほとんどは、普段から俯きがちです。
俯いていると、ずっと胸を押さえつけていることになります。
この状態が長く続いてしまうと、肋骨の間が硬くなって、肋骨が広がりにくくなるんです。
理由はご存知、パソコンやスマホですね。
街を歩いていても、スマホをみながら俯いている方を多く見ます。
パソコンの仕事の方も、ずっと俯いて画面を凝視。
これでは胸を押さえ込んでしまいます。
その上、早食いによるお腹の硬さも大問題。
お腹が硬くなると、お腹が重たくなっちゃうんです。
重たい荷物を、ずっと抱えているような感じです。
こうなると、どんどん俯きがちになっちゃいます。
胸を押さえ込み、呼吸がしにくい身体になってしまうわけです。
俯いて、胸を押さえ込んでしまう。
これが呼吸が浅くなってしまう原因なんです。
呼吸しやすい身体にしよう
肋骨の間が柔らかくなり、スムーズに広がる身体にしてあげる。
これが呼吸しやすい身体にするための、第一歩ですね。
その方法をお伝えしましょう。
肋骨の間を柔らかくするには、写真の位置を整えるんです。
鎖骨の真下、鎖骨と第二肋骨の間を横方向にほぐします。
真ん中あたりです。
呼吸がしにくいってかた、結構痛いと思います。
無理をせずに、ゆっくりとほぐしてみましょうね。
だんだん痛さが和らいできて、楽になってきます。
すると胸が広がりやすくなり、呼吸が深くできるようになるんです。
やってみてください。
呼吸がちゃんとできないってことは、身体に入る酸素の量が減るってことです。
これでは身体の機能が鈍っちゃいますよね。
この方法は、どこでも簡単にできる方法です。
ぜひこの時期に役立てていただきたいです。
まとめ
本日は呼吸をしやすくする方法についてお話をさせていただきました。
・呼吸は胸が広がらなくなることで浅くなる
・肋骨の間を整えると、胸は広がりやすくなる
・鎖骨の下をほぐすと、胸が広がりやすくなる
しっかり深呼吸をし、身体に新鮮な酸素を取り入れてください。
素敵な季節を、愉しく過ごしてくださいね。