時間って本当に早く過ぎていきますよね。

息子の朔弥が産まれて、先日で7ヶ月を迎えました。

産まれた時は、2.6kgだった朔弥も、今では9kg。

抱っこするのも一苦労です。

 

思い返せば、嫁ちゃんの妊娠生活もついこの前のよう。

つわりの時は、毎日食べられるものが違う。

そのリクエストに応え続けていた日々を、リアルに覚えています。

 

時間の経過が早いってことは、日々充実しているからなんでしょうね。

毎日やることがたくさんあって、1日があっという間に過ぎていくんです。

 

『一年って、本当にあっという間ですよね。』

 

お客さんもそう仰います。

そんなお客さん、先日90歳になられたんです。

でもでもとってもお元気。

店まで一人で歩いて来られるんですから。

 

日々のんびりと、お茶や庭いじりを愉しむ生活。

微笑ましいじゃないですか。

 

のんびりと・・・

ん?

 

どうしてそんなにのんびりしているのに、一年を早く感じるんだ???

 

90歳になられたこちらのお客さん、もちろんお仕事はとうに引退されています。

ご主人と二人暮らしで、やらなきゃいけないことは特にない。

先にも書いた通り、お茶や庭いじりを愉しむ毎日。

 

仕事や育児、遊びに勉強に忙しい毎日を送る、僕ならわかります。

どうして少なくとも僕よりも忙しくないこちらのお客さんが、一年を早く感じるんだ???

 

 

それには、明確な理由があるんです。

人は経験していないことを経験するとき、時間を長く感じるんだそうです。

 

小学校6年間って、長かったと感じませんか?

僕は小学校に入学するとき、ここに6年も通うのかって思ったんです。

飛んだマセガキです。

 

学校生活は愉しかったですけどね。

それでも小学校の6年間は長かった。

 

でも今の6年って、あっという間です。

僕が店を開いて、6年になります。

この6年は本当に早かった。

 

今でも開業前後の記憶は、鮮明に思い出せます。

資金づくりのために、夜にバイトへ行ったこともありました。

銀行と融資交渉もしました。

辞めると後輩に告げた時、後輩はこの世の終わりかって顔をしました。

あんまりにも忙しくて、当時彼女だった現嫁ちゃんに寂しい想いをさせました。

 

つい先日のことのように思い出されます。

みなさんも、同じように感じることはありませんか?

 

その感覚は、正しいんです。

人は未経験のことを経験する時、頭をフル回転して臨んでいきます

すると時間がゆっくり経っているように感じるんです。

 

遠くに旅行に行く時、行きよりも帰りの時間を短く感じたことはありませんか?

それは帰りの時には、行きの経験があるんで、時間を短く感じるんです。

 

小学生の時は、全てが未経験です。

だから6年間を長く感じる。

 

しかし人生のそこそこを経験した僕世代は、6年間を短く感じる。

僕のお客さんは、僕よりもさらに人生を味わい尽くしているんで、6年間をもっと短く感じるんです。

これが90歳でご自宅でゆっくりされているにもかかわらず、一年が早いと感じる理由なんです。

 

そしてここで、驚きの事実をご紹介。

この時間感覚から計算すると、人生の折り返しはなんと20歳!

0〜20歳までの時間と、20歳〜亡くなるまでの時間感覚はイコールなんです!

 

ということは、20歳以降はすでに余生!

37歳の僕は人生折り返して、随分経っちゃってるんです。

 

僕はヤバい!って思いましたよ。

ぼけ〜っとしている時間なんて無い!って強く感じましたね。

やりたいことを全力でやらなきゃ!って、切実に思ったんです。

 

20歳以降の皆さん。

皆さんは余生を過ごしているんですよ。

ぜひ一日一日を大切に過ごしてくださいね。

僕も全力で過ごして参ります。