運動していますか?

ドキッとした方、いらっしゃいますね。

 

現代人は、なかなか運動をする機会がなかなかありません。

かなり意識が定着してきたとは言え、常識になるにはもうちょっとのようです。

僕の周りにも、運動してねって言っても微笑まれます。

 

そんな方には、今回のタイトルはどう写ったでしょうか。

スポーツ = 健康(?)

となると、決してイコールではない!と期待してるんじゃないでしょうか。

実はその通りです。

 

やったぜ!

運動しなくても良いんだ!

と思われた方がいたら、今日の記事をじっくり読んでみてください。

 

今日はスポーツと健康について、お話をさせてもらいます。

 

 

スポーツ選手と酸素

 

先に答えを言ってしまうと、スポーツは必ずしも健康と結びつくものではありません

むしろ健康を害すると言っても良いでしょう。

それがどういうことなのか、お話ししますね。

 

問題は酸素

 

スポーツをする時に大量に消費するもの、それは酸素です。

走っていると、ハァハァと普段よりもたくさん呼吸をしますよね。

走ると普段よりも運動量が上がるもんですから、その分酸素が必要になってくるからです。

 

生きていくためには、酸素が必要です。

スポーツをするには、もっと多くの酸素が必要です。

それはみんな知っていることですよね。

 

しかしその酸素ですが、実は毒なんです。

これは最近では常識になりつつあるんで、知っている人も多いと思います。

 

知ってはいるけど、詳しくは知らないって方にざっくりとお話ししましょう。

酸素は、確かに生きていくために大事なものです。

しかしその酸素を使う時、ちょっと厄介な現象が起こります。

それが酸化です。

 

鉄を熱すると、空気中の酸素と結合して酸化鉄ができる。

これが錆だよって、習いましたよね。

鉄だけに限らず、細胞も酸素を使って活動(エネルギーを消費する)と酸化するんです。

これが巷でよく言われる、細胞が錆びるとか、細胞が酸化するってことです。

 

自転車でも錆びてしまったら、動きが悪くなりますよね。

身体も同じで、錆びてしまうと動きが悪くなります。

これが老化や免疫力の低下、身体の不調の原因になると言われています。

酸素、実はなかなかの劇薬なんですよね。

 

スポーツ選手は身体が弱い

 

スポーツ選手って、意外と体調を崩すイメージがありませんか。

先日、我らが広島東洋カープの選手が新型コロナウイルスに感染しました。

コロナ論争はさておいて。

 

若い水泳選手が、白血病になったニュースもありました。

有名な選手が、びっくりするほどの若さで亡くなることもありました。

あんなにスポーツをしていたのに、なぜ?

 

いろんな要因があると思います。

その中の一つに、身体の酸化があると言われています。

 

スポーツ選手は、一般人より多くの酸素を消費します

その上、パフォーマンスを高めるために糖質のエネルギーを使います。

糖質エネルギーは、取り入れて短時間で瞬発力のあるエネルギーへと変わります。

選手がスポーツドリンクや甘いものを食べるのは、この糖質エネルギーを使うためなんです。

 

しかし糖質を取り入れると、血糖値の乱高下により活性酸素が発生します

それが身体の酸化を、さらに進めてしまうんです。

 

 

20代前半のマラソン選手が、体年齢を測定すると60代だったという結果があります。

それだけ激しい運動をし、糖質を大量に取り入れることは、身体の酸化(老化にもつながる)を招くってことです。

というわけで、スポーツ選手は実は身体が弱かったりするわけです。

 

酸化防止の方法

 

そんな怖い怖い細胞の酸化。

そうしないために、いろんな対処方法が近年言われています。

その中でも、僕は次の二点をお勧めします。

 

そもそも酸化させない

 

まず大事なことは、そもそも酸化させないことです。

息吸うなってこと?スポーツするなってこと?

そんな極端で非現実的なことは言いません。

 

生きていく上で、身体の酸化は仕方ないことです。

だから、できるだけ酸化させないことが大事です。

 

適度な運動は、筋肉や骨の健康のために大切です。

だから運動もしなくちゃいけません。

 

僕たちができる酸化対策で、毎日コツコツできること。

それは食事に気をつけることです。

 

要は糖質を控えろってことです。

糖質を取り入れることで起こる血糖値スパイクは、かなりの活性酸素を生み出します。

食事は基本的には一日三食、おやつもあるとその都度身体を酸化ストレスにさらしていることになります。

 

一回一回は小さなストレスかもしれません。

しかし、ちりも積もれば山となる。

食事に気をつけること、まずはこれが大事になります。

 

その上で、身体を整えること。

効率よく、無駄な酸素消費を抑えるためには、整った身体が必要です。

 

整備していない車って、燃費が悪くなりますよね。

あれはガソリンの燃焼効率が悪くなって、効率よくパワーを引き出せないからなんです。

ガソリンをたくさん使うってことは、酸素もたくさん使います。

エンジンはガソリンと空気(酸素)を使って燃焼し、パワーを出しているもんですから。

 

身体にも同じことが言えます。

整っていない身体は、酸素を無駄に消費します。

身体はしっかり整えておきましょう。

 

抗酸化(?)

 

抗酸化って言葉を、最近ではよく聞きますよね。

このお茶は酸化ストレスを緩和する、この食品は抗酸化に良い。

いろんなものがあります。

 

確かに効果的です。

しかし色々と調べてみると、細胞の酸化ストレスはお茶や食品の抗酸化作用を遥かに上回っているみたいなんです。

 

その数、数兆個。

しかも取り入れた抗酸化作用は、一分子につき一つの酸化にしか対処できない

抗酸化物質を数兆個取り入れるのは、ちょっと無理がありますよね。

 

確かにやらないよりは良いでしょう。

でも蟻が象に立ち向かうって言葉が、そのまんま当てはまるようなこの状況です。

 

ならどうしたら良いのかというと、SODを増やすってことが効果的であると考えます。

SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)とは、酸化した細胞を元に戻してくれる酵素です。

正確には、細胞に発生した活性酸素を分解します。

 

このSODは、生物の中では圧倒的な量を僕たち人間は保持しています。

しかし20歳を過ぎると、だんだんその量が減ってきます。

20歳頃って、とんでもない食生活しても、夜更かししても、そうそう体調を崩しませんでしたよね。

お肌もピチピチ、髪の毛もツヤツヤ。

 

あれはSODがたくさんあるので、せっせと活性酸素を分解してくれたおかげなんです。

だから元気、若さが維持できていたわけです。

 

 

しかしそのSODがだんだん減ってくるもんですから、身体が老化し、体調を崩しやすくなったり、細胞が参加しやすくなるわけです。

だったら、SODを増やせば良いんですよ。

 

理論的に、SODを増やす(元の状態に戻していく)ということは可能です。

その方法はかなり込み入ったお話になってくるので、ここでの記載は控えさせてもらいましょう。

興味のある方は、僕に直接聞いてください。

 

まとめ

 

本日はスポーツを元に、酸化ストレスについてのお話をさせてもらいました。

 

・酸素を消費するということは、細胞の酸化を意味する

・細胞の酸化は、身体の機能を低下させる

・糖質を控え、酸化を抑制する

・SODを増やせれば、酸化ストレスに対抗できる

 

重ねて言いますが、運動はしましょうね。

適度な運動は、健康のために絶対に必要です。

その上で、身体の酸化について考えていきましょう。