知っているかとは思いますが、ただいま僕は新たな流派で勉強をさせてもらっているんです。
いろいろありましてね。
でも僕にとっては、最良の選択だったと思います。
しかししかし、今学んでいる事は本当に深い。
まずは情報量の多さ。
身体を治すために、量子力学や数学を使うって、理解できます?
でもこれが、やればやるほど本当に大事だって思うんです。
他にも薬学や生理学、解剖学は基本の基本。
講義を受けると同時に、勧められた本は片っ端から読んでも全く追いつかない。
いや〜、今までどれだけ情報不足だったんだろうって思います。
しかし元来、知らないことを知るってことが大好きな僕。
大変ではありますが、この辺は愉しくやってます。
問題はこの後。
力を入れるな、作為を無くせ。
です。
力を入れるなってのは、今までもやってたんです。
力で施術をするんじゃなしに、体重を乗せるみたいな。
そのためにいろんな体制を取ったり、世に言う丹田を中心に身体を動かしていたりしてたんです。
しかし今回の力を入れるなは、握手しているような状態からでも力を入れない方法なんです。
これがうまいことハマると、相手はとてつもなく重たく感じて耐えられないほど。
武術的な考え方です。
この力を入れないってのが、かなり難しい。
随分練習しているんですけど、いまだに思い通りにはできない。
時々スコンとできることがあるんですけどね。
それに加え、作為を無くすです。
簡単に言えば、治したいとか、良くなって欲しいとか思っちゃいけないってことです。
それでどうやって治すの?って感じですよね。
でも治したいって思うって事は、治さなきゃいけない箇所があるってことを認めることなんです。
それってクライアントの身体を、貶めていることになるんです。
そもそも治そうなんておこがましい。
そんなに人は偉くない。
治そうとか、治してあげるなんて、恐れ多いことなんです。
何言ってるかわかんないかもしれないですね。
要は今までの僕は傲慢だったってことです。
それでも治せたかもしれないですけど、本当の意味では治せてなかったってことです。
この暑い中、氷を溶かそうと奮闘する人っていないですよね。
ただ置いておけば、勝手に氷は溶けます。
暑ところにおけば、氷は溶ける。
当たり前。
それと同じ意識で、クライアントの身体を整えるんです。
これがひじょ〜〜〜〜に難しい。
自分でも書いててわけわかんなくなります。
0はなんで0なの?
この答えを求めるようなもの。
0は0なんです。
でもその0たる理由を理解して0を表現する。
ってなところでしょうか。
それに技だけでなく、食事まで同じような壁にぶち当たってます。
先日いただいたお食事、本当に素晴らしかったんです。
味が美しいとさえ思えました。
その美しさを求めちゃってるんですよね。
そのために大事な事は、作為をなくすこと。
ここでも作為を無くさなきゃいけないんです。
これまでの文章でも、僕が相当に混乱していることがお分かりいただけるでしょう。
先日の勉強会以来、僕はめちゃめちゃ混乱しています。
しかし技の復習をし、練習をし、本を読み、お米の炊き方を研究する。
悶々としながら、そんなことを毎日やっていると、だんだんと見えてくるものがあるんです。
まだはっきりとは見えないんですけど、モヤっとした光のようなものが見えるんです。
そこまでたどり着けば、今までの世界とは違う世界が見える気がするんです。
知覚動考と書いて、ともかくうごこう。
苦悩しながらではありますが、日々愉しんでいる僕です。
松田のMは、ドMのM?