なんだか、世の中殺伐としていますね。
僕はテレビを観ないんで分からないんですけど、情報番組なんかでは変なヤジや人の批判が横行しているとか。
SNSは見ているんで分かるんですけど、確かに文句や批判的な記事をたくさん見ます。
コロナ禍の現代社会、みんな疲れているんでしょうね。
お顔を見ても、疲れているなって事がよく分かります。
病んでいるとも言います。
そんな時、人はどんな行動を取ると思いますか。
疲れや辛さから逃れるため、手っ取り早い方法は何だと思いますか。
他人の批判です。
自分より劣っているもの、悪いと思うものを批判することで、人は快楽を得るって習性があるんです。
あの人より自分の方が良い人、優れている。
他人を批判することでそう思い込む事が出来るんです。
一説によると、これは家康さんの呪いだとも言われています。
上見て暮らすな、下見て暮らせってやつですね。
言葉に語弊があるかもしれませんけど、差別って一番簡単に不満を解消する方法なんですよね。
家康さん、良い悪いはともかく治世者としてはさすがです。
しかしお陰様で、出身地で人を差別したり、考えからが違うからって差別する風習ができたのも事実。
歴史的に根が深く、厄介な問題です。
なんて妙なことを口走ってはいますが、言いたいことは単純。
文句や批判をしちゃうのは、今の世の中仕方がないってこと。
でもそれじゃ傷つく人が出てくるし、文句言っている本人も決して健全とは言えない。
文句ばかり言って青筋立てている人と、ニコニコして悩みって何?って言いながら頭にお花が咲いているよう人。
どっちが健全健康と思いますか?
当然後者ですよね。
いやいや、誰しもあんたみたいに平和な脳みそしてないよ。
好きな仕事を一人でしてるから思えることだよ。
可愛い嫁さんと可愛い子どもと可愛い猫さんがいるからだよ。
なんてお褒めの言葉が飛び交いそうなこの状況。
安心してください、僕だって昔は文句タラタラ人間だったんです。
昔のSNS記事を見ると面白いです。
めっちゃ文句言ってるし、めっちゃ泣き言言ってるし、めっちゃ女々しくて辛いよ。
そんな僕でしたが、心理学や脳科学を勉強していくうちに、ある事に気がついたんです。
悪い人間は、この世に一人もいない。
みんな自分の正義を持って生きているだけなんだ。
いやいや、裁判で有罪になったり死刑になったりするような人もいるじゃん。
でもそんな世間的に悪人とされる人も、自分の正義の名の下に行動していただけなんです。
有名な本に、デール・カーネギーの『人を動かす』って本があります。
その冒頭にこうあります。
二丁ピストルのクローレーの手紙
『私の心 それは、疲れ果てた心ではあるが、優しい心である。誰ひとり人を傷つけるようとは思わぬ心である』
クローレーって人は、20世紀前半の凶悪殺人犯です。
会った人をいきなり撃っちゃうような人。
こわっ。
でも彼から言わせれば、ただ自分や周り人の身を守っていただけ。
一ミリも悪意は無かったって言うんです。
こういう犯罪者って、実はたくさんいます。
みんな自分の正義を持って、正しい行動をしているだけなんですよ。
もちろん人道や法律に反した行動は、人としていけないと僕は思いますけどね。
奥さんがいるのに、他の女の人を口説いたらいけませんよね。
でも世の中には、一夫多妻制の国なんてたくさんあります。
奥さんが数人いて、彼女が何人もいるってのがカッコよくて憧れられる国だってあるんです。
文化はもちろん、価値観が違うだけなんですよ。
同じ国でも、価値観が違う人なんてたくさんいます。
むしろ価値観がバッチリ合う人なんて、そうそういない。
ただ自分の価値観と合わないだけで、人は人を批判して文句を言うんです。
相手は正しいことしてるって思ってるんですよ。
それを勝手に批判している、文句を言ってる。
それって健全健康でしょうかね。
そんな考え方あるの?
僕はこんな考えなんだ♪
いろんな考え方あるね、勉強なるね、お互い自分の価値観尊重できて良かったね。
それで良いじゃないですか。
仲良くしましょうよ。
どうせ自分の価値観を100%理解させるなんてできませんよ。
自分が間違っているものを、すんなり理解できますか?
無理だと思うなら、相手にもしないことです。
僕はみんな素敵だと思いますよ。
自分の価値観を大事にして、一生懸命生きているんですから。
でも他人の文句を言ったり、批判したりするのはどうかな。
そんなことしていると、どんどん病んでいきますよ。
どうせなら、病まずに愉しく生きていて欲しい。
そんな世界平和的なことを、のんびり珈琲飲みながら考えるこの頃です。
僕は今日も平和です。