僕は子育てというものに、かなり思い入れがあります。
子どもが好きなんですよね。
子どもが健やかに育っていくためには、どうしたら良いのかってずっと考えていました。
息子の朔弥が生まれる前には、専門書を100冊くらいは読みました。
なんとか式子育て方とか、こんな時にはどんな言葉をかけるだとか。
かなりマニアックなところまで勉強しましたよ。
でも今は、子育てに関する本をほとんど読みません。
読むとしても、ご飯の作り方とか、運動の仕方とか。
技術的な本ばかりで、子育て方に関する本は読まなくなりましたね。
確かに知っておくのは大事だと思うんで、子育て前や子育て中の方は、ぜひ読んでもらいたい。
でもその前に、もっと大事なことがあると気がついたんです。
それは、親がニコニコしていること。
これ以上の子育て方法は、無いと思います。
いろんな考え方があるでしょうが、僕はそう強く思います。
子どもが何か問題行動と呼ばれる行動を起こす原因は、たいてい親です。
親の注意を引きたかったり、怒られる恐怖に怯え過ぎてたり。
本人も自覚なく、心の奥底で感じてしまい、問題行動と呼ばれる行動を起こすんです。
子どもにこうなって欲しいとか、こうなって欲しくないってのも問題ですよね。
自分は苦労したから、子どもにはそんな苦労して欲しくない。
だから良い学校に行って、良い会社に入るために勉強しろ。
そんなの呪い以外の何でもないです。
親が子どもに教えてあげることなんて、極端に言えば無いです。
それは親の勝手な価値観。
変な価値観を一つ子どもに植え付ける度、子どもの自由を一つ奪ってるんですよ。
だから教えられることなんて、本当は一つも無いんです。
ただ現実には、それぞれの国で、それぞれの地域で、いろんな人に囲まれて生きています。
そのため、世間で生きるための常識は必要です。
それに反することをしたら、諭す必要がありますよね。
怒ることが教育だって思っている親、いますよね。
僕はそうは思いません。
怒るんじゃなく、諭すんです。
ただの怒りは、子どもにとってトラウマになります。
よくある親が子どもの怒るケースは、親のエゴってことがほとんどです。
子どもが親のスマホをいじって壊しました。
そもそも子どもの手の届くところに、スマホ置くなって話です。
子どもが寝付かず、ぐずります。
クタクタになって寝ちゃうまで、一緒に遊べよって話です。
人を傷つけるとか、社会のルールを無視するとか。
そんな時だけ、諭すべきだって僕は思います。
ここまでお話をすると、そんなの理想論だ!現実はそうはいかない!って意見が出るんです。
僕が自営業で、余裕があるからそう言うんだって言われるんです。
だったら、余裕持てるように努力しろって僕は言いたいです。
確かに僕には余裕があります。
しかしそれは、ぼんやりと過ごして得たものではありません。
余裕を持つために、いろんなことをしているんですよ。
ここで言う余裕とは、時間、お金、健康の3つを指します。
僕はこの3つを確立させるために、日々努力をしているんです。
時間とお金をもっと整えるために、仕事の内容を改革しています。
来年あたりには、この店のあり方が大きく変わるでしょう。
今でも僕に時間とお金に関するストレスはほぼないですけどね。
そして何より、健康。
健康でありさえすれば、時間もお金も整えることができます。
何より身体と心に余裕ができるので、何でもできます。
いつも健康であるために、食事や栄養面に気を配っています。
運動をするし、筋トレもする。
身体を整えるし、心の整えも行う。
そのための勉強は欠かしません。
こうした様々な努力が、僕に余裕を与えています。
おかげで息子の朔弥には、いつもニコニコしたお父さんでいられます。
生まれてもうすぐ11ヶ月。
本当に朔弥が何をしても怒ったことが無いんです。
イラッとすらしたことがない。
僕がそんなもんだから、嫁ちゃんも安心しているようです。
我が家には、いつも穏やかな空気が流れています。
毎日が愉しい、子育てって愉しいって心から思えます。
子どものためにとか、子ども優先とか、一見良いように聞こえます。
でもその実、子どもにとってはいい迷惑です。
子どものためだって正義感なんですから、厄介ですよね。
それよりも、まずは自分を優先して欲しい。
自分の機嫌が良いことが、子どもにとって家庭にとって、何より幸せなことですよ。
子育てを愉しんでください。
時間とお金が難しいって時には、まずは健康を優先してください。
健康の余裕が満たされれば、時間もお金の余裕も自ずと満たせます。
変な思想に囚われることなく、根拠と成果のある健康の実現。
これが誰にでも、今日から実行できる最高の子育てであると、僕は強く思います。