我が家には、炊飯器がありません。
出た!意識高い系!
毎日嫁さんに苦労をかけてるんだ!
炊飯器があったほうが絶対楽に美味しいご飯炊けるのに!
なぁんて声が聞こえてきそう。
そんな方に、大事なことをお伝えしておきます。
僕は究極の面倒くさがりです。
意識高く保つなんて、面倒くさくてやってらんない。
ただ美味しいものが食べたいだけの、食いしん坊万歳です。
それに慣れてしまえば、炊飯器より全然楽に、しかも短い時間で美味しいご飯が炊けます。
最短で9分でご飯炊けますから。
我が家でも実践している方法は、こちらの本に載っています。
この本はぜひ読んでもらいたいです。
以前、こちらの本を書かれた方のお店にお邪魔したことがあります。
それはもう、とんでもなく美味しかった。
その食事中、お店の大将に言われたことがとても印象的でした。
子どもは味をわかっている。
わからなくなるのは親のせい。
2021年10月現在、まだ1歳にもなっていない息子がいる僕としては、非常にインパクトがありました。
息子の朔弥の人生を、邪魔したくない。
それは僕が一番やりたくないことですから。
元々炊き方は、本を読んで知ってはいました。
しかし店の味を知って、我が家の米の味は全然違うのだと気がついたのです。
そこから試行錯誤の末、今ではまぁまぁ美味しくいただける味になったんです。
面白いのが、お米の味が良くなってから、朔弥の米への執着が増したことです。
朝ご飯を食べていると、ちょうだいとやってくるんです。
飲み込むと、またせがまれます。
同じことが、味噌汁でも起こりました。
ちゃんとした昆布を取り入れ、きちんと出汁を取り始めたんですね。
そうしてできた味噌汁を、飲む飲む。
翌日おむつと顔がパンパンになるほど、味噌汁を飲み漁ったんです。
ご飯と味噌汁が、大好きな純日本人になっちゃってます。
しかし他所では、そこまでご飯と味噌汁が進まない。
味が分かっている証拠です。
若干嫁ちゃんが嘆いています。
子どもは本当に味がわかっています。
才能を伸ばしてあげるなんて、親のエゴだなって感じます。
親は子どもの邪魔をしない。
力にならせてもらうくらいで、ちょうど良いんだって思います。
ここまで食のお話をすると、勘違いする人がいます。
やっぱり良いものを食べさせるべきなんだ。
お菓子はあげない、手作りでないと。
肉はダメだ、野菜でないと。
親が良い悪いを判断し、それを子どもに強要するのは、親のエゴです。
子どもの人生の邪魔をしています。
お師匠さんの話が、凄くわかりやすくて面白かったです。
自然派ママの子どもに、ブラッ◯サンダーをあげたんですって。
今まで手作りお菓子しか食べたことがなかったその子は、あまりの美味しさに衝撃を受けたそう。
その後、コンビニでブラッ◯サンダーを万引きしたそうです。
変に禁止していると、こんなことが起こるんです。
子どもが悪いわけじゃなく、親のエゴでこうなるんです。
僕は朔弥に、なんでも食べさせますよ。
1歳前なんで、まだ食べられるものには限りがありますが。
食べられるようになったら、色々食べてもらいたいです。
ポテチだろうが、マックだろうが、カップラーメンだろうが。
世の中の味を、色々知って欲しいです。
それがバランスってものです。
現代社会で生きている限り、外界を遮断して生きることは不可能です。
ただ本物を知っておくことは大事ですね。
本当に美味しいものは、僕が食べさせますし、食べに行きます。
そうやって、子どもの人生を邪魔しないようにしていきたいです。
朔弥といろんな美味しいものを食べるのが、今から楽しみです。
食事って、最高のエンターテインメントですよね。