女性には鉄分のサプリメントをお勧めしています。
月に一度の生理がある女性は、男性と比べるとやはり貧血になりやすいです。
お医者さんに鉄剤を処方されているって方も、多いのではないでしょうか。
にも関わらず、世の中には貧血だという女性がたくさんいらっしゃいます。
どうして貧血が改善していかないんでしょうね。
確かに、血液を作るために鉄は必要なものです。
しかしそれだけでは、血液は作られないんです。
貧血が無くならないのは、鉄だけでは材料が足りないってことなんです。
血液を作るためには、鉄の他にタンパク質が必要です。
血液は厳密には液体ではなく、赤血球などの血球の集まりです。
血球はタンパク質でできているので、タンパク質がないと血液が作れないんですね。
肉や卵を食べなきゃいけないってことですね。
ダイエットと称して、肉や卵を食べない、でも貧血にはなりたくないから鉄剤は飲む。
そんな女性が貧血になってしまうのも、頷ける話です。
他にも大事なものがあります。
葉酸(ビタミンB9)とビタミンB12です。
この二つのビタミンBが無いと、血液は作ることができません。
葉酸とビタミンB12が不足して起こる貧血のことを、総じて巨赤芽球性貧血と言います。
血液中に成熟していない大きな赤血球が存在しているのが特徴です。
これでは正常な血液が作られず、結果として貧血になってしまうんですね。
菜食主義者や、妊婦さんに多く見られる貧血だそうです。
そう考えると、果たして菜食主義って身体に良いんでしょうかね。
菜食主義だった頃の私の体験で言いますと、当時は元気がなくて顔色が悪かった。
元気がないということは、貧血だったということでしょうね。
少なくとも私は、健康とは言えない状態でした。
それは置いておいて、正常な血液を作るにはビタミンBの存在が不可欠ということです。
狙って葉酸とビタミンB12を摂るのも良いですが、ビタミンB群で摂る方が効率が良いでしょう。
ビタミンB群の有用性は、かなり幅広いですからね。
貧血を改善するためには、鉄剤を飲んでいるだけでは不十分です。
肉をしっかりと食べて、ビタミンB群をしっかり摂取することが大事です。
身体の仕組みをきちんと理解して、正しく健康を実践してほしいですね。