元気があれば、なんでもできる!
某猪木さんの名言ですが、僕も心底そう思います。
でも逆に言えば、元気がないとなにもできないんですよね。
元気がある。
あまりに基本的で、普段はあまり意識しないかもしれません。
でもすごく大事なことだと思うわけです。
そもそも、元気って何なんでしょうね。
元ネタは東洋医学の『元気』のようです。
元気とは、身体をめぐる4つの気の一つで、一番大切で身体のいたる所に分布しています。
身体の全ての組織は元気によって機能し、元気が充実するほど健康になるとされています。
両親から受け継いだ先天の精が変化したもので、生まれた後は後天の精によって生成、補充されます。
僕たちが普段から使っている、元気という言葉そのものですよね。
東洋医学的に言っても、元気があればなんでもできるんです。
猪木さん、すごい。
そうは言っても、どうやって元気を作っていけば良いんでしょうね。
東洋医学って神秘的でなんだか凄い。
でも実際、何をどうしたら良いのかわからない。
なんて感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
実際にどうしていけば良いのか。
東洋医学の理論を元に、元気の作り方を科学的に考えて行きましょう。
元気を作る
元気の源になるものは、先天の精と後天の精とされています。
先天の精とは、親から受け継いだ才能のようなものです。
後天の精とは、食べ物などから脾腎胃の働きによって作られる物質で、元気を始め様々な身体の機能のエネルギー源になります。
腎に貯蔵されて、腎精になるとされています。
先天の精はどうしようもないですが、後天の精はなんとかできそうですね。
要はしっかり栄養を摂って、エネルギー源を作れば良いってことです。
身体のエネルギー源とは、ATPのことですね。
僕たちの身体は、食べ物を元にATPを作り、それをエネルギー源にして動いています。
詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
この記事を要約すると、
・タンパク質や脂質中心の食事
・ビタミンB群をしっかり摂る
この二点が、ATPを効率良く作る方法です。
あと筋トレも大事ですけどね。
ATPを大量に作るクエン酸回路や電子伝達のシステムは、ミトコンドリア内にたくさんあります。
ミトコンドリアは筋肉にたくさんいるので、筋肉量を増やすってことは効果的です。
エネルギーサイクルを効率よくすることで、元気を作ります。
元気って作れるんですよね。
そして忘れちゃいけないのが、負担をかけないってことです。
いくら元気を作ったとしても、負担が大き過ぎてマイナスになってしまっては本末転倒です。
過食は後天の精を作る、脾腎胃の負担を招きます。
東洋医学で言う脾腎胃と、西洋医学で言う脾臓腎臓胃は、厳密には違います。
しかし機能面から見ると、かなり似通っています。
過食は内臓への負担になりますよね。
いくら原料とは言え、過食は良くない。
そして糖質の摂りすぎも良くありません。
紹介した記事にも書いていますが、糖質の摂り過ぎは血糖値の乱高下を招き、大きな負担になります。
食事の面には、十分気をつけて行きたいですね。
エネルギーを運ぶ
いくら元気がたくさん作られても、身体をエネルギーが巡らないと意味がありません。
東洋医学では、気は血の師、血は気の母という言葉があります。
気と血には、深い関係があるんです。
ここで言う血(けつ)とは、厳密には血液と違いますが、ほぼ同じ意味です。
全身にエネルギーを巡らせる役目があり、気の作用によって動きます。
つまり、元気などの気の力によって血が動き、血がエネルギーを運んでいるってことですね。
西洋医学的に見ても、全身に栄養を運ぶ血液の存在は健康に欠かせません。
血液が十分にあり、血流が良いことが大事ですね。
血液を作る理論は、以前の記事で紹介しています。
血流に関しては、こちらの記事が分かりやすいでしょう。
血液を十分に作り、スムーズに血液が流れる。
こうすることにより、身体にエネルギーが行き渡り、元気になっていくのです。
東洋医学ってわかりにくいですけど、こう説明されると理屈はわかりますよね。
ぜひ普段の生活に取り入れて欲しいです。
東洋医学も西洋医学も、本当に素晴らしいです。
今の自分に必要なことを、ピックアップして活用していくようにしましょうね。