Oリングって言葉を聞いたこはありますか。
今はあまりやられていないようですけど、漢方などを処方するときに、お医者さんがやったりする方法です。
手のひらに漢方を置きます。
反対の手でOを作るように、二本の指を繋げてリングを作ります。
お医者さんがOリングを外します。
簡単に外れてしまったら薬が合わない、外れないと合うってことになります。
それって本当に?
そんなことで薬処方していいの?
なんてご意見もあるでしょうね。
私は薬剤師でもお医者さんでもないので、はっきりしたことは言えません。
もちろんこれだけで薬を処方しているわけではないと思います。
いろんな判断基準があり、その内の一つだと思ってもらえたら良いです。
それって本当?に関しては、本当ですとはっきり言いましょう。
実際に、私も普段の施術で判断基準として使っています。
私が使うやり方はOリングではなく、お客さんのお身体だったり、私の身体だったりします。
筋反射テストと呼ばれるものです。
代表的なものには、キネシオロジーが有名ですね。
興味のある方は、調べてみてください。
いろんな記事や本がありますし、基本的なものは誰でも簡単にできます。
この技術を応用したものを、私は施術で使わせてもらっています。
お客さんの身体を整えるには、どうしたら良いのか、何が効くのかがわかってくるんです。
例えば肩こりのお客さんが来られたとします。
どんなにマッサージをしても整体に行っても、なかなか治らないという頑固な肩こりです。
この肩こりを良くするためには、何をしたら良いのか。
それを身体に聞いてみるわけです。
不思議ですけど、そのお客さんに合う方法を尋ねて筋反射テストを行うと、ガッツリ力が入るんです。
逆に合わない方法を尋ねてみると、全く力が入らなくなるんです。
その判断を元に施術や対処を行ってみると、嘘みたいに症状が消えたりするんですよね。
わからない時、難題の時には身体に聞いてみるのが一番です。
大好きな食べ物が目の前にある時、大好きな人が目の前にいる時、身体や気持ちはどうなるでしょう。
きっと大興奮しているでしょう。
手にグッと力が入り、私は幸せだぁぁぁぁ!と叫びたくなるでしょう。
そんな時は、きっと身体は力強くなっていると思いませんか。
身体をドンと押されても、なんだか対抗できるような気がしませんか。
血流、筋肉への電気信号の通りやすさなど、様々な要因があるようです。
でも実際に、身体は力強くなるんです。
逆に、見るだけで嫌悪感を抱きそうな食べ物が目の前にある時、この人といるなら死んだ方がマシと思うような人が目の前にいる。
そんな時は、身体や気持ちはどうなっているでしょう。
とてもじゃないけど、力強くなるとは思えませんよね。
身体に力が入らず、腑抜けになってしまいそうです。
逆に変な意味で緊張するってこともありそうですけど。
実際に、身体には力が入らなくなります。
この作用を利用した方法が、筋反射テストです。
Oリングも同じような理論だと言えますね。
これはあくまでもテストです。
でも実際に身体に合わないものがある、合わないことをすると、力が入らなくなります。
それは健康とは言えませんよね。
自分の意識では好きだと思っていても、身体は嫌いだって場合もあります。
ネックレスが好きで付けていたとしても、実は身体は苦手で力が入らないって場合もあるんです。
身体は正直ですよね。
自分に合うもの、合う方法は、身体に聞いてみるのが一番です。
合わないことをしていると、次第に身体を病んでしまう場合もありますよ。