頭痛に悩む人を、最近よく見ます。
私も昔は頭痛持ちでしたからね。
その辛さは良くわかります。
でも頭痛って、原因を探ってみるとかなり複雑なんです。
これをやっておけば、どんな頭痛もあっという間に良くなる。
そんな都合の良い方法って無い。
様々な勉強をしている昨今、そのことを強く思います。
頭痛をお持ちのお客さんからお話を聞くと、本当に様々な頭痛があるんですよね。
ズキズキするとか、重たいとか、脈打つようとか、締め付けられるようとか。
それらに対して、一つの方法で対処することってかなり難しいんです。
私の店でも、頭痛の症状に合わせて施術方法を変えています。
しかも同じお客さんだとしても、その時々によって原因や対処方法が違ったりするんです。
頭痛って割とポピュラーな症状ですけど、きちんと対処するのは結構難しい。
そんないろんな頭痛を見てくる中で、ほとんどの方に共通した特徴があります。
それは、頭蓋骨の縫合位置がズレているという点です。
一般に頭蓋骨と呼ばれる頭の骨は、実は15種類22個の骨からできているってご存知でしょうか。
脳が収まっている頭蓋部分でも、前後にある前頭骨や後頭骨、側面には側頭骨などがあります。
顔の部分の顔面頭蓋では、鼻骨や頬骨、上顎骨や下顎骨などがあります。
それらの骨がまるでパズルのように組み合わさって、見覚えのある頭蓋骨を形作っているんです。
なのでもちろん、それぞれの骨には繋ぎ目があります。
頭痛をお持ちの方のほとんどが、その繋ぎ目がズレているんです。
硬い骨がズレるはずない?
そう思われるかもしれませんが、触れると確かにズレているんですよね。
その状況が顕著に出るのが、側頭部と後頭部です。
側頭部は、一般的にこめかみと言われている部分です。
確かに頭痛をお持ちの方は、この辺りが痛いってよく言いますよね。
この位置が、側頭部の頭蓋骨の縫合部分です。
これをプリオンと言います。
後頭部の部分は、目の反対側を触れて分かる少し凹んだ部分です。
指を後頭部に当ててスライドしていくと、指一本分くらい凹んでいるところがあります。
それが後頭部側の、頭蓋骨の縫合部分です。
これをアステリオンと言います。
このプリオンとアステリオンの位置は、本来は左右の高さや位置のバランスが取れています。
しかし頭痛をお持ちの方のほとんどが、この位置がズレてしまっているんです。
触って位置を確認したら、目に見えてズレているのが分かります。
この位置を調整することで、多くの頭痛の症状を解消してきました。
脳を収める頭蓋骨の位置がズレると、頭痛の一つも起こってしまうんでしょうね。
プリオンとアステリオンの位置を整える施術は、頭痛以外にも様々な効果があります。
視界を広げる、落ち着きを取り戻す、身体の感覚を良くするなどなど。
身体の司令塔である脳を収める頭蓋骨は、とても大事であるということが良く分かります。
もちろん私は整骨の免許を持っていないですから、骨をバキバキと整えるわけではありません。
わずかな施術を行うだけで、今回の調整はできるんです。
頭痛持ちだという方は、ぜひ今回の位置を確かめてみてください。
明らかに位置がズレているって方は、調整が必要ですね。