ゆで卵ほど簡単で完璧な食事って無いんじゃないでしょうか。

食事内容に困られているお客さんたちに、私はゆで卵を強くお勧めしています。

 

卵は完全食と言えるほと、栄養バランスが整っている食材です。

脂質、タンパク質、カリウムなどのミネラルも豊富。

料理のバラエティも豊富です。

 

そんな卵を使ったゆで卵って、卵をそのまま茹でただけのもの。

作り方によって味は様々に変化すると言っても、基本はそれだけ。

 

たったそれだけで、手軽で栄養満点の食事ができるんです。

忙しい現代人にとって、こんなに素晴らしい食事って無いんじゃないでしょうか。

しかも安い。

 

私が行っている断食メニューでも、動物性タンパク質における準備食の最後、回復食の最初はゆで卵です。

身体への負担を最大限に配慮する断食においても、ゆで卵の存在は光ります。

 

 

ゆで卵の栄養にとって、特に素晴らしいのがタンパク質の存在です。

卵100g中に、12gのタンパク質が含まれているとされています(Mサイズ約50g、Lサイズ約60g)。

 

一日に必要なタンパク質の量は、60g以上とされています。

ゆで卵だけでも、Lサイズだと約8個食べたら十分です。

 

もちろん他のおかずでも、タンパク質は摂取しているでしょう。

無理に8個食べなくても、ゆで卵を数個食べておくだけでかなりのタンパク質摂取ができるということです。

 

こんなに便利で、栄養があって、簡単で、しかも安価な食事。

使わない手はないと思うんです。

 

ここまで話をしていると、疑問に思う方もいるかもしれません。

卵の食べ過ぎって、コレステロール値をあげるんじゃないの?

そもそもそんなに食べたら胸焼けする。

 

一時期、卵の食べ過ぎはコレステロール値を上げると言われていました。

確かに卵に含まれるコレステロールは多く、100g中420mgあります。

 

しかし2015年、アメリカの食生活ガイドライン諮問委員会はこう発表しています。

コレステロールの摂取制限は必要ない!

 

人体におけるコレステロールのメカニズムを見れば、それは当然の判断です。

コレステロールは、傷ついた血管の内壁を修復するためのものです。

要は血管の内壁が傷ついていなければ、コレステロールは必要ない。

 

血管の内壁を傷つける原因は、主に糖の取りすぎです。

卵を制限するよりも、糖を制限した方が良いということです。

 

 

ゆで卵を食べていると、胸焼けがするって方もいらっしゃいますね。

中には2個も食べられないって方も。

 

そんな方は、ビタミン不足です。

タンパク質を消化吸収するためには、ビタミンB群が必要です。

 

そのビタミンB群がない限り、カイロミクロンが反応してタンパク質や脂質を体内に入れないようにします。

それが胸焼けです。

 

卵が苦手、肉が苦手という方は、ビタミン不足です。

まずはビタミンB群をしっかり摂取することが必要です。

 

私のお昼ご飯は、基本的にはゆで卵です。

日によるのですが、2個を基本としています。

 

それだけで十分に動けます。

むしろご飯やパンなどの糖質を摂取した時よりも、確実に調子は良いです。

 

糖質をお昼に摂取すると、眠たくなるんですよね。

これは血糖値が上がった後に起こる、インスリンによる血糖値の低下です。

 

お昼ご飯の後は眠たくなる、どうも集中できない。

そんな方は、お昼ご飯をゆで卵にするってのもおすすめです。

 

ゆで卵は、本当に便利で身体に良い食事です。

僕は強くゆで卵を推奨します。