二度目の断食プログラムが終了しました。
10日ぶりに食べたお米は、それはそれは美味しかったです。
食べられるとは、本当に尊いことだと実感します。
死ぬまで好きなものを食べていられるように、少しずつ身体に良いことを積み重ねようとしみじみ思うわけです。
実は前回の断食とは、全く違ったものになりました。
今回の断食はとにかく楽なんです。
流石に朝は少し頭と身体の動きが悪かったんですが、それ以外は普段とほとんど変わらない。
仕事も問題なくできますし、場合によっては筋トレもできます。
全く食事をとっていない時でさえ、それは変わりませんでした。
食べ物の誘惑はありますがね。
前回はなかなか大変でした。
準備食段階でも、若干の低血糖状態になってしまったことがありました。
絶食初日には、あまりの寒さと辛さでコタツから動けませんでした。
※絶食中は体温が下がります。
その差は雲泥のものでした。
どうしてこんなにも違う結果になったのか。
私に断食を指導してくれた、兄弟子に相談してみました。
今回の断食が楽なのは、身体が脂肪代謝に切り替わったおかげでしょう。
それが兄弟子のお返事でした。
身体が主とするエネルギーサイクルには、主に糖と脂肪があります。
糖はとても簡単にエネルギーを得やすい材料です。
糖は摂取後、3分でエネルギーに変わります。
脂肪はエネルギーに変わるまでは時間がかかる上、ビタミンや酸素などを必要とします。
身体にとっては、糖をエネルギーにする方が楽なんですね。
しかも現代の食生活は糖質過多です。
いくらでも糖質の摂取は可能です。
なので身体のエネルギーサイクルが、どうしても糖質中心になりがちです。
普段食事や栄養に気をつけている私ですら、以前は糖代謝の身体だったわけですから。
現代の食生活では、どうしても糖に頼ったエネルギーサイクルに身体がなりがちなんですね。
しかし脂肪代謝になってくると、身体に蓄えられている脂肪を燃焼してエネルギーを得やすくなります。
しかも脂肪のエネルギー量は9kcal/g。
糖の6kcal/gよりも、多くの熱量を発生します。
だから今回は、絶食中でもあんなに元気に過ごせていたわけですね。
事実、前回の断食では体重がトータルで−3kgだったのに対して、今回は−5kgです。
身体の脂肪を使っていたということが、わかりやすく数字に出ています。
ということは、一般の方が食事制限をしてダイエットを行うことが、いかに非効率であるか分かりますね。
まずは糖代謝の身体から、脂肪代謝ができるように身体を整えなくてはいけません。
そもそも、脂肪をちゃんとエネルギーに変えられるようにしていかなくてはなりません。
今回もとても興味深い内容となりました。
これから回数を重ね、様々なデータを採取していこうと思います。
ゆくゆくはサービスとして展開していこうと思うので、お楽しみに。