かつてはスーツに革靴で仕事をしていた私。
車の営業マンをしていたんですね。
歩き回る毎日だったので、どんどん靴はすり減ります。
靴は消耗品と考え、安い靴を履き潰して仕事をしていました。
同じようにして、仕事用の靴を選んでいる方は多いのではないでしょうか。
仕事靴だからね、安いので十分。
でも今考えると、あれは本当に良くなかった。
もっとちゃんとした靴を履いておくべきでした。
仕事は一日の何割を占めているでしょうか。
一週間、一ヶ月、一年の内、仕事靴を履いている時間はどのくらいになるでしょうか。
きっと多くの方が、大半の時間を仕事用の靴を履いて過ごしていることでしょう。
その大半の時間を、粗悪な靴を履いて過ごして良いんでしょうか。
しかもほとんどの方は、身体の重心がブレています。
そんなブレた状態で粗悪な靴を履いていると、ますます良くないと思いませんか。
当たり前のことですが、体重は足の裏にかかります。
大きな身体を、足の裏のような小さな面積で支えているんです。
そこにかかる負担は、とても大きなものであると簡単に予想ができますよね。
しかも足には、繊細な動きをする指があります。
手の指ほど器用でなくても、足の指は非常に重要です。
歩く時、走る時、身体を支える時などなど。
普段は気にならなくても、足の指は陰で身体の機能をしっかり支えています。
もしも靴のバランスが悪かったり、小さかったりしたら、足にどんな影響が出るでしょう。
ものすごい負担だと思いませんか。
事実、靴が原因で身体を痛めている方はたくさんいらっしゃいます。
深い腰痛、膝の痛み、肩こりが靴から来ているなんてこともあります。
外反母趾や、内反小趾といった、指が曲がってしまうような症状もあります。
これには体質も大きく影響してくるのですが、どちらにしろ靴は重要です。
そんな重要な靴、特に仕事の靴ですが、かつての私もそうだったように、なぜか安い靴をみなさん求めがちです。
こんなお話を聞いて納得しても、どうしても良い靴を選びにくい。
そんな方は多いです。
仕事にかける経費を、なんとか安くしよという思いからのようですね。
あまりお金はかけたくない、経費をかけずにできるだけ多くの給料を持って帰りたい。
家庭を支える方にとっては、その気持ちは当然でしょう。
しかしその点は、考え方を変えて欲しいのです。
経費をケチっては、良い仕事はできません。
良い靴を履いて仕事をしたら、安い粗悪な靴を履いていた時よりも気分が良いかもしれません。
取引先や同僚が、靴を褒めてくれるかもしれません。
そうなったら、気分が良いですよね。
良い靴ですから、大事に使うでしょう。
掃除をしたり、メンテナンスをしたり。
すると結局、長持ちするかもしれません。
それに良い靴のおかげで身体を痛めなければ、整体にかかるお金も節約できます。
しかも痛い期間がないわけですから、結果として快適に過ごせます。
一時的に出すお金は、確かに高くなるかもしれません。
ですが買い替えや整体などにかかる費用などを考えると、かえって安く済むかもしれません。
それに優越感や身体の痛みがないことでの快適さなど、お金に変えられない心のゆとりも得られます。
どっちが良いでしょうね。
私だったら、後者かなと思います。
みなさんも靴の重要性を認識した上で、どちらが良いのか。
ぜひお考えください。