風邪をひいた後、暴飲暴食をした後、胃がムカムカする胃もたれ。

そんな時、みなさんは何を食べますか。

 

みなさん真っ先に思い浮かぶのが、お粥ではないでしょうか。

お米をクタクタに煮て、お出汁や醤油、梅干しなんかで味付けして。

いかにも消化に良さそうです。

 

 

しかしこの常識、どうやら間違っているみたいなんです。

そもそも、お粥は消化によろしくないみたいなんです。

 

今回2度目の断食を行いました。

準備食、絶食、回復食と、食事の内容はかなり丁寧に行います。

 

今回注目したいのは、回復食。

胃腸を回復させる回復食のメニューには、お粥は含まれないのです。

 

お粥を食べて良いとされる時期は、絶食明け5日目から。

その前の3日目からは、動物性タンパク質を食べて良いとされます。

つまりは、肉を食べてOKということです。

 

肉って消化に良いの?と思いますよね。

しかしまだ浅い私の断食経験ですが、肉を食べて胃がもたれることはありませんでした。

むしろ、肉を食べた翌日から力が湧いてきて、胃腸の調子が良くなっていくのを感じるのです。

 

今回の断食では、回復食の最中にお粥を食べるという実験を行ってみました。

茶碗一杯のお粥を食べた瞬間、しばらく動けなくなるほどお腹が張ってしまったのです。

 

肉を食べた後と、お粥を食べた後。

私の身体に、何が起こっていたのでしょうか。

 

お粥の元はお米、炭水化物です。

今回私が行ったメニューでは、炭水化物の解禁は5日目からとされていました。

実は炭水化物は消化しにくい、胃腸に負担をかけるものなのです。

 

しかもお粥をしっかり噛んで食べる方、どれだけいるでしょうか

元々ドロドロなものを噛むなんて、よっぽど健康意識の高い方でないと難しいでしょう。

 

消化しにくいお粥を、そのまま飲み込む。

これでは胃に負担がかかって当然です。

私のお腹が、パンパンに張ってしまった理由もわかります。

 

実は回復食3日目に、粉吹き芋を食べています。

これも炭水化物なのですが、芋類の炭水化物は、比較的身体の受け入れが容易のようです。

 

『まごはやさしい』

身体に優しい食べ物の頭文字を取った合言葉です。

最後の『い』は芋類の『い』です。

 

お粥とは逆に、肉を食べた後の調子の良さはどこからきたのか。

それは胃酸の出る仕組みが、タンパク質によってなされているものだからでしょう。

 

胃酸をコントロールするアセチルCoAは、元々はタンパク質です。

タンパク質が無いと胃酸のコントロールができず、消化不良や胃酸過多になってしまうのです。

 

だから回復食では、本格的な固形物摂取が始まると同時に、動物性タンパク質(肉、魚、卵など)を摂るのです。

これは身体の仕組みから考えても、非常に合理的な方法です。

 

そもそも、胃はタンパク質からできていますしね。

胃自体が強くないと、胃もたれも起こしやすくなります。

 

私の経験から見ても、科学的な身体の仕組みから見ても、胃もたれを起こしている時に食べるべきは肉です。

焼肉なんて最高ですよね。

単に肉を焼いて食べる、こんな合理的な方法はありません。

 

 

実際、これまでも胃もたれですってお客様に『今夜は焼き肉を食べて』とお勧めしました。

すると翌日には、何も無かったかのように胃もたれが良くなっていると言うのです。

 

ちなみにどうしても胃もたれが良くならない、そもそも肉を食べたら気持ち悪い。

なんて方がいらっしゃいます。

そんな方は、かなりのビタミン不足です。

まずはビタミン摂取を考えなくてはいけませんね。

 

嘘だと思ったら、試してみてください。

胃もたれに焼き肉、本当に効きますよ。