現在のブランディングとは、ちょっと路線の違うジャンルです。
まだまだ勉強真っ最中、自分のメソッドを確立できているわけでもありません。
なので、単なるつぶやき程度に読んでみてもらえれば幸いです。
私は息子が大好きです。
もう可愛くて可愛くて、毎朝離れるのが心底イヤです。
一人での仕事中、施術の合間、よく考えます。
私の息子には、僕の人生最高だぜ!!ってな感じで生きていって欲しいって思うわけです。
彼の人生を、親である私の立場からどう支えていけば良いのか。
私自身は、どうあるべきなのか。
彼が生まれるまでに、かなりの育児本を読み漁りました。
店のあり方が少し落ち着いてきた最近、再び勉強を再開しました。
まだまだ未完成ではあります。
しかし、一つだけ自信を持って言えることがあります。
親自身が健全でないと、子どもが健全に生きられるわけはない。
子どもにとって、親は絶対的な存在です。
子どもは立派な一人の人間ではありますけど、親(もしくは育ての親)無しには生きてはいけない。
そんな親が不健全では、子どもが健全に育つわけはないわけです。
知人の家族と食事をした時の話です。
1歳ちょっとの娘ちゃんが、テーブルに置いてあったスマホを取って遊んでいたんです。
それを見つけたお母さんは、烈火の如く怒りました。
もちろん大泣きです。
私はたまらず、そんなに怒ってやるなよと言いました。
すると彼女は、「いやいや、スマホ落としたらどうするの?頭にぶつけたりしたらどうするの?」
まずスマホの心配?
そもそも手の届くところにスマホを置いておくなって話ですよ。
子どもは2〜3歳頃まで、地球は自分中心で回っていると思っています。
もちろん自我はあるのですが、相手にまで自我があるとは思ってはいません。
そこに見慣れぬスマホが置いてあるなら、とりあえず取ってみるのが普通です。
それを大人の都合で、まして怒るなんてもっての外です。
相手はまだ1歳ちょっとなんですから。
スーパーに買い物に行った時、ちょっとびっくりするような親子を見ました。
小学校の低学年くらいの男の子と、カートに小さな子を連れたお母さんです。
カートを押しているもんですから、男の子は歩いています。
周りをキョロキョロしながら歩いていると、興味をそそられるものがあったんでしょう。
真っ直ぐに走っていき、バナナを手に取りました。
そんな男の子に、お母さんはツカツカと近づいていって黙って頭を殴りました。
男の子が手に取っていたバナナを取り上げ、音を立てて棚に戻しました。
マジかよって思いました。
しかしもっと驚いたのは、男の子が泣くこともなく、ただ俯いたことでした。
慣れている、もしくは諦めているってことです。
残念なことではありますが、ありがちなことだとは思います。
頭ではそりゃ親が悪いって思っても、でも親の忙しさを考えるとあり得るよなぁって思うでしょう。
わかります、よくわかりますよ。
しかし私はどんな理由があろうと、そんなの絶対あってはいけないと強く思います。
子どもに大人の事情でトラウマを植え付けることは、とんでもない罪だと私は思うのです。
子どもなんだから覚えてないよと言う方がいらっしゃいます。
確かに表層では、覚えていないかもしれません。
しかし深層心理の中では、確実に傷となって残ります。
その傷は大人になり、様々な弊害を産みます。
私の店でも、幼少期のトラウマで身体の問題を発症している方が数多くいらっしゃいます。
そんな呪いのようなものを、仕方ないからと子どもに背負わせて良いんでしょうか。
私はそんなこと、絶対許せません。
こんなお話をすると、私が男性であるから、子育ては主に妻がしているからそんなことが言えるんだと言われます。
確かにメインは妻です。
しかし家事のほとんどは私がしますし、日曜日に妻は友達とちょくちょく出かけます。
通常の旦那さんよりも、明らかに子どもと過ごす時間は長いです。
ですが息子が産まれて、一度として彼の行いに腹を立てたことはありません。
もちろんもっと成長したら、腹の立つこともあるでしょうが。
どうしてそんなことができるのか。
いろんな手段がありますが、まずは私自身が楽な状態を保っているからです。
私には悩みがありません。
悩みが無くなるような勉強もしてきましたし、悩むような生き方をしていません。
私には健康な身体があります。
日々様々なことに気をつけて、ベストに近いベターな身体を維持するようにしています。
私は一人の時間を好みます。
仕事中は一人ですし、時々一人で出かけたりしてリフレッシュしています。
子どもを第一に、夫婦で協力してなどと言います。
ですが、どんな良いことを実行しようにも、自分自身に余裕がないとできないと思うんですよね。
もちろん私の意見が全てではありませんし、世の中そう理想通りにはいきません。
ですが自分自身を整えることは、ちょっと注意したらできます。
先に紹介した二人のお母さんは、とてもじゃないけど余裕を感じませんでした。
子育てに疲れたのか、仕事に疲れたのか。
疲れ切った顔をしていました。
そんな顔で見つめられる子どもは、どんな気がするでしょうね。
自分の親に、そんな顔で見つめられたいですかってお話です。
まずは勉強、そして我が子での実証が先ではあります。
でもちょっとずつ、子どもの成長を支えるお話を綴っていきたいですね。