不思議なタイトルを付けました。

でも本当なんですよ。

 

うさぎの目は緑や青がよく見え、赤はかなり見えにくくなっています。

草食動物ですから、ご飯の草がよく見えるようになったんでしょう。

 

 

うさぎと私たち人間が見ている世界は、同じでも全然違って見えているようです。

それは人間同士でも言えること。

人によって、この世界は全く違って見えているんです。

 

胃の調子が悪いときには焼肉をお勧めします、という記事を以前に書かせてもらいました。

それを読んで、みなさんどう思われましたか。

 

納得です!

そうだったのか!

嘘でしょ!

そんなバカなことはあり得ない!

 

様々な感想を持たれたことでしょう。

私の意見に肯定的でも否定的でも、どちらでも構いません。

 

でも胃の調子が悪い時に焼肉を食べると良いのは、歴とした科学です。

科学とは、言うなればこの世の仕組みであり、誰にでも再現性のあるものです。

なのにどうして信じられないとか、そんなことはあり得ないという意見が出るんでしょうね。

 

それは、その人の常識に『胃の調子が悪い時には焼肉がイイ』という常識が無いからです。

無いものは見えない、信じられない。

だからそんなことはあり得ないって思うんです。

だったら、どうしてそんな常識を信じるようになったんでしょうね。

 

それは、長い年月をかけて『胃の調子が悪い時には焼肉がイイ』とは反対の常識を刷り込まれ続けたからです。

胃の調子が悪い時にはお粥がイイ、消化に良いものがイイなどなど。

だから消化に悪そうな焼肉なんてあり得ない!と思うわけです。

 

これと同じ原理で、ちょっと恐ろしいことが昔ありました。

地動説と天動説の戦いです。

 

宇宙は地球を中心に回っている。

今では失笑してしまうようなことを、当時は本気で信じていました。

その考え方に異を唱えるものは、処刑されるほどでした。

 

天動説に異を唱える天文学者は異端者とされ、厳しい拷問、最終的には処刑。

ガリレオ・ガリレイも、裁判で地動説を放棄させられました。

その裁判の最後に呟かれたのが、有名な『それでも地球は動く』です。

当時は天動説が常識でしたからね。

 

 

人は正しくないことでも、長年の刷り込みで得た『常識』とされるものを正しいと認識します。

そしてその認識は、なかなか変えられることができない。

変化を嫌う日本人は、特にその傾向が強いと言えるでしょうね。

 

それはそれで仕方がないし、イイことだとは思います。

人間ってそんなもんですから。

 

でもその常識が、自分の身体を病ませてしまっていたらどうでしょう。

自分の大切な人の身体を病ませてしまっていたらどうでしょう。

 

西洋医学なんて信じない、私は東洋医学で身体を治す。

病院に行かない、自然療法で身体を治すことが正義。

 

この子には市販のお菓子なんて食べさせない。

成長に良くない、身体に良くないから。

だから手作りのお菓子しか食べさせない。

 

他にもいろいろありますが、書いていて嫌になるのでこれくらいにしておきましょう。

こんな感じで、確固とした意識を持って自分の健康や家族の健康を守っている方は多いです。

 

私が思うに、それはあまりにも視野が狭すぎる。

別にどのように見ようと勝手です。

でもちょっと視線をズラすと、簡単に問題が解決するケースなんてザラです。

 

病気が治らないんなら、とっとと病院に行くべきです。

お菓子一つ自由に食べられない子どもの将来なんて、ろくなもんじゃない。

 

私も東洋医学系の施術をしています。

でも勉強すればするほど、西洋医学ってすごいなと思います。

だから私は、体調を崩すと薬を飲むし、病院にも行きます。

 

変な常識から脱却するには、勉強しかないなって思います。

学べば学ぶほど、この世って広いんだって思えます。

広い視野を持つことができれば、健康はもっと簡単に手に入るはずです。