身体が痛くなると、どうしてもその痛みにしか目がいきません。

なんとかこの痛みを無くしたい、消したい。

だから整体に行く。

 

整体に行って、痛みが無くなった。

よかったよかった。

 

確かに良いです。

しかしそもそもの話、どうしてその痛みが生まれたのかということです。

 

身体の変調には、必ずと言って良いほど原因が存在します。

その原因を取り除かない限り、また同じように身体は痛むでしょう。

 

そんな原因の最たるものが、私は食事にあると考えています。

私自身、かつては食事で身体を壊していた人間ですからね。

 

食事療法とは、その人の体質や症状に合わせて様々に存在します。

なので一口にこの方法が良い、この料理が良いと言うことはできません。

 

一つだけ言えるとしたら、それは糖質を控えるということです。

糖質とは、甘いものはもちろん炭水化物も含まれます。

 

糖質の勉強をして、私自身の身体で様々な実験を行ってまいりました。

何をやっても、確かに糖質は身体には辛いんですね。

 

 

例えば、寝る前に糖質を摂取するという実験をした時のお話です。

糖質は摂取するとすぐに血糖値を上げます。

上がり過ぎた血糖値は、インスリンの働きによって下げられます。

下がり過ぎた血糖値は、様々なホルモンの働きによって再び上げられます。

 

その様々なホルモンの中の一つが、アドレナリンです。

アドレナリンとは、ご存知の通り興奮ホルモンです。

そんなアドレナリンがガンガンに出ている状態で、しっかり眠れるでしょうか。

 

布団に入ってすぐに寝てしまう私が、この実験をしたときは眠るまでかなりの時間を要しました。

朝の目覚めもスッキリとは言えず、なかなか辛い思いをしました。

 

1日でこれです。

このような生活を毎日している方がいたら、どれだけ辛い状況になっていることでしょうか。

 

睡眠は身体を癒す大事な時間です。

その睡眠がしっかり取れないことは、どれだけ身体に負担を強いているのかわかりません。

 

他にも頭の回転、消化器系の調子、精神的な面などなど。

様々な部分に、糖質は深く関わってきます。

 

確かに糖質は美味しいですよ。

でも付き合い方は、よくよく考えておく必要がありそうです。

 

私はあくまでもその場にある痛みをとるだけです。

身体の痛みをとり、普段の生活を気をつけていただける余裕を持っていただくことはできます。

 

そこから何に気をつけ、何を改善していくか。

それはその方自身の問題です。

 

痛みが取れた、よかった、めでたしめでたし

それではもったいないし、本来の意味は成さない。

少しづつでも良いので、気をつけて行ってほしいですね。