マッサージや整体など、身体に纏わるお店が巷には溢れています。

私の店のある呉市のような小さな街でも、本当にたくさんの店やサービスがあります。

雑誌で特集が何度も組まれるほど、量も多ければ需要も多いようです。

 

みんな身体痛いんだろうなぁ。

痛みを取りたいんだろうなぁ。

そんなことをしみじみ感じます。

 

最初に本日のテーマに切り込んでおきましょう。

大抵の痛みなら、揉めば痛みは消えます。

しかしそれは一時的なもので、その痛みは再びぶり返します。

 

痛みを感じているのは、です。

脳が患部からの『痛み』という信号を受信して、初めて脳は痛みを感じるのです。

 

『痛み』という信号は、身体の酸素量が少ないと増す傾向があります。

切り傷などの外傷による痛みではなく、慢性的な痛みを強く感じるのは、身体の酸素量が少ないことが疑われます。

 

痛みを和らげるためには、身体の酸素量を増やしてあげたらいいんですね。

酸素量を増やすために、手っ取り早い方法が揉むことなんです。

 

筋肉を揉むことで、血流が良くなります。

血液は酸素を運んでいます。

血流が良くなるということは、酸素量が増すということです。

 

酸素が増えると『痛み』の信号が弱まり、脳が痛みを感じにくくなります。

これが揉むと痛みを和らげる仕組みです。

しかも揉めば筋肉が柔らかくなるので、動きまでよくなります。

 

 

『痛み』を感じる仕組み、お分かりいただけましたか。

例えて言うなら、疲れている時に栄養ドリンクを飲むようなものですね。

一時的ではありますが、疲れが一気に吹き飛びます。

 

しかし栄養ドリンクを飲んでも、すぐに疲れがやってきます。

栄養ドリンクの効果は、あくまでも一時凌ぎ。

しっかりと休み、疲れの元を取り除く必要があります。

 

身体を揉んで痛みを取ることも同じです。

一時的に血流を良くして痛みを消しても、やがて元に戻ります。

患部の痛みを作っている、根本的な原因を取り除かなくてはいけません。

 

あの時は一気に身体が楽になった、あの快感をまた感じたい。

だから毎週のようにマッサージに行くことになるわけです。

 

別にマッサージ等を否定しているわけではありませんよ。

気持ちが良いし、誰かに身体に触れてもらいたいって時ってあるようですし。

リラクゼーションとして、一時的に痛みを取り除くためとして、必要な時は多々あると思います。

 

しかし身体を揉んで痛みを取るのは、あくまでも一時凌ぎ。

ちゃんと痛みを取るためには、きちんとした施術を受けなくてはいけません。

生活を改善していかなくてはいけません。

 

その点をしっかりご理解いただいた上で、上手くサービスを使って欲しいですね。

私は身体の痛みを根本から取り除く専門家なので、その時は頼りにしてください。